ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

2014年07月21日

オサガメ産卵観察クルーズ(最終回)

ラジャアンパットの代表的なポイントのパッセージ。洞窟の天井の穴から射しこむ光のカーテンが幻想的なのだが、晴れていないと魅力が半減する。朝からくもっていたので行く予定はなかったが、午後から晴れ間が出たので、急遽潜ることに。

▽洞窟の外の浅いところにあるイソバナ

osaga-146016.jpg洞窟に入る前は日が射していた。だが、先のグループが入っていたため外で生物を観察する。中に入ったときには残念ながら日が陰ってしまった。

続きを読む


2014年07月19日

オサガメ産卵観察クルーズ(3)

オサガメの観察を終えたのは深夜なので、砂浜で一夜を過ごす。早朝母船に戻るとすぐ出航。このクルーズの最後はラジャアンパットでのダイビングで、丸一日かかるためにひたすら走る。波が高くて大揺れが続く。早朝ラジャに到着。

▽ナンヨウキサンゴとユカタハタ

osaga-146011.jpg早速潜る。チェンデラワシ湾では魚がせわしなくて撮りづらかったが、ラジャはすごく撮りやすい。ダイバーが多く訪れる海のほうが、魚は怖がらなくなるようだ。

続きを読む


2014年07月17日

オサガメ産卵観察クルーズ(2)

オサガメが産卵に上がるビーチに夕方上陸。海岸に陣取り、夕食を済ませる。ビーチは広いので、暗くなってから交代で見回りをすることに。オサガメはカメの中では最大で、エサはクラゲのみにもかかわらず、900kgになるものもいるという。深海にも低水温にも適応した体になっているそうだ。

▽暗くなる前に小型ボートでビーチへと向かう

osaga-146006.JPG現在産卵場が最も多いのはカリブ海の島々で、次がアフリカ西海岸、三番目がニューギニア島と『ナショナルジオグラフィック』に書かれていた。ニューギニア島で産卵したオサガメが、カナダやカリフォルニア州にまで回遊していることも確認されている。

続きを読む


2014年07月16日

オサガメ産卵観察クルーズ(1)

6月28日(土)にマノクワリで下船し、ホテルで1泊。翌29日新たな参加者と合流してシーサファリ8に乗り込む。今回のゲストはぼくを入れて9名。出航前に港の近くのポイントでチェックダイブが行われた。前回も潜った沈船ポイントだが、今回のほうがかなり透明度が良かった。

▽沈船に住み着いているハナビラクマノミ

osaga-146001.jpgいよいよマノクワリを出航し、オサガメ産卵観察クルーズがスタート。前回とは逆の方角へダイビングしながら進む。オサガメが産卵に上陸するビーチまでは約2日かかる。

続きを読む


2014年07月14日

チェンデラワシ湾クルーズ(4)

ジンベエザメを観察・撮影した後は、ダイビングしながらマノクワリに向かう。飛行機の残骸が沈んでいるポイントもあった。その名もゼロ戦ポイント。

▽まだ主翼が残っているので飛行機とわかる

cyen-14617.jpg現在残っているのは主翼だけで、真上から見るとそれがよくわかる。今では漁礁となっているこの飛行機。詳しく調べたらゼロ戦ではないことがわかったらしい。


続きを読む


2014年07月12日

チェンデラワシ湾クルーズ(3)

ジンベエザメが集まる海域に到着したものの、様子が変なのだ。たくさんあるはずのバガン(漁小屋)が修繕で村に戻っているという。しかたなく別の海域に移動したが、ジンベエザメはいない。

▽バガン(漁小屋)。夕暮れになると灯りをつける

cyen-14611.jpgバガンは筏の上に造った小屋と勝手に思っていたが、実際は船だった。エンジン付きとなしがあり、ない場合はボートで引いて移動する。夕方から集魚灯を点けてプランクトンを集める。それを食べにくるアジ類を捕えるのだが、プランクトン目当てにジンベエザメも来るようになったようだ。

続きを読む


2014年07月11日

秀保さんとの思い出(2)

ぼくが座間味で他のダイビングサービスに移ったり利用しても、秀保さんはまったく気にせず、いつも優しく迎えてくれた。その寛容なところも大好きだったので、いつか一緒に仕事をしたいと考えるようになった。

▽座間味の港で('88年9月)

hide-198809.JPGこの写真は、開洋丸から顔を出す秀保さんとぼく。左は当時民宿のヘルパーだったやっちゃんで、後にその民宿の息子と結婚。右はユキ坊で、当時は船持ちやガイドを手伝っていたが、1年後にダイビングサービスをオープンし、現在はレストランも経営している。

続きを読む


2014年07月10日

秀保さんとの思い出(1)

インドネシアのダイブクルーズから帰ったら、訃報が舞い込んでいた。座間味島でダイビングサービスとペンションを営む宮平秀保(ひでやす)さんが6月30日に亡くなったという。入院中と聞いていたので心配していたが…帰らぬ人になってしまい、残念でしかたがない。

▽開洋丸を操縦する秀保さん('96年1月)

hide-199601.jpg38年前からのお付き合いで大変お世話になっているうえ、テレビの仕事など何度も一緒にしたので、思い出は数えきれない。歳が同じにもかかわらず、とても面倒見がよいので、ぼくにとっては兄貴的存在だった。昔の写真を見ながら秀保さんを偲んでみたい。

続きを読む


あまみんちゅドットコム

プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

カテゴリー

過去記事

2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年

過去記事一覧

最近のコメント

秀保さんとの思い出(2)
ノリノリ 07/16 2014:07:16:10:19:53
大方洋二 07/16 2014:07:16:11:03:57
未だ参考になる機関誌
せきとば号 07/03 2014:07:03:22:40:36
フグの調査団奄美へ
佐藤正樹 05/27 2014:05:27:11:18:40
1年ぶりの雑誌とSSP展
takuma 05/12 2014:05:12:23:27:48
奄美・ネクサス撮影記(4)
kei 04/30 2014:04:30:22:56:32
奄美・ネクサス撮影記(2)
Smithc161 04/25 2014:04:25:21:22:11
奄美へ
魚っちゃー 04/15 2014:04:15:21:33:41
ウミガメとツバメウオとの不思議な関係
kei 04/02 2014:04:02:11:21:42
大方洋二 04/02 2014:04:02:22:07:23
[admin]