ダイビング歴43年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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特異な生態のテンジクダイを!

今は発行していないが、『伊豆海洋公園通信』というのがあった。日本フィッシュウォッチングクラブの機関誌である。
1995年6月号に、テンジクダイ科の魚が掲載された(写真)。オーストラリアのアレン博士とロジャー・スティーン(水中写真家)の記事だった。それには驚きの生態が書かれていた。

テンジクダイ科なので卵をくわえて保護するのは当然なのだが、孵化後の稚魚も口に入れて守るという。淡水魚ではいるが、海水魚では聞いたこともない。この記事を読んだとき、ぜひ撮影したいと思ったのだが、生息地がインドネシアのかなりへんぴなバンガイ島のみとのことで、半分あきらめていた。
ところが、数年前にバンガイ島の北にあるレンベ海峡にこの魚がいることが知られるようになった。どうやら、観賞魚業者が採集して運搬途中に港で落としたものが繁殖したというのが真相らしい。
学名はプテラポゴン・カウデルティで、俗称がバンガイカーディナルフィッシュ。
レンベはメナドから行けるし、最近は注目されている海なのでレンベダイビングツアーも出ている。
実は、この魚を撮影しに明日レンベに出発する。卵をくわえているところはもちろん、稚魚が口の中を出入りしている様子が撮れたら最高なのだが・・・・そんなに甘くはないだろう。


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コメント

えええーっ、先生忘年会には来れないってことですか???残念。。。
レンベ行くなら、ついでにスパイニークロミスも撮ってきてくださいネ〜(^o^)丿

tomiさん
昔、メナドでスパイニークロミス撮ってるよ。成魚は全身褐色。幼魚は灰色っぽ体に黄色の細い線が背中に一本入っているけど、少し成長すると全体が茶色になって消えるみたい。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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