ダイビング歴43年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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イソバナの危機

この間、座間味でダイビングしたとき、イソバナが折れているのが目立った。正確にはリュウキュウイソバナあるいはオオイソバナだが、見分けるのが難しいので、ここではイソバナとする。
ログ付けのときにこのことが話題になり、イソバナが再生するにはどのくらいの年数がかかるのか、という話が出た。
奄美大島で、同じイソバナを数年にわたって撮影したことがある。それで意外なことがわかった。

上の写真は1999年6月に撮影した。ほとんど損傷はない。次の写真は2000年11月の撮影だ。約1年半後だが、幹の間が開いてしまっている。おそらく人為的に折られたのだろう。
下の写真は2003年2月撮影のもの。右にあった太い幹が根元からなくなっていた。ところが、きわめて細い部分は伸びていて隙間がなくなっているのがおわかりだろうか。
この写真から読めるのは、太い幹は折れたら再生しないということ。しかし、細いところは思っているより速いペースで生長するということだ。
実は、2年くらい前に撮影したのも載せようとしたが、やめることにした。というのは、左に伸びた幹がなくなり、周囲も折れてあまりにもみすぼらしくなっていて・・・・・悲しくなってしまうからだ。
サンゴやイソバナなどの付着生物は当たり前だが、逃げることができない。だから潜るときには気をつけるしかない。



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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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