ダイビング歴43年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

« ダイビング雑誌 | HOME | キハッソクの素顔 »

期間限定の大物

ある時季になると、出現する大きな魚がいる。それも決まって同じ所に。その場所とは、奄美大島南部で最もよく知られている「嘉鉄」というポイント。そこは砂地に根が点在する環境で、「餌づけ根」「ケラマハナダイの根」など有名な根がある。
これが「ケラマハナダイの根」で、ここから50〜60m泳いだあたりの砂地に、その大物が休んでいることがあるのだ。

それは全長約3mのトンガリサカタザメ。サメとという名だが、実はエイの仲間だ。ちなみに、サメとエイの違いは、エラの位置。体の横にエラがあればサメで、腹側にあればエイということになる。
トンガリサカタザメは、体が大きいわりには憶病で、ダイバーの気配を感じるとすぐに逃げてしまう。この写真は、たまたま根のそばで休んでいたので、根の反対側から隠れながら近寄って写した。
トンガリサカタザメが奄美に現れるのは不思議なことに決まって6月で、しかも「嘉鉄」の先述した場所なのだ。これまで10回くらい遭遇したが、いずれもそうだった。この場所に来る理由は、いくつかあるようで、一つはホンソメワケベラにクリーニングされるためらしい。
鼻先にいるのがホンソメワケベラで、背ビレの近くにはコバンザメの姿が・・・。
10回遭遇したうち8回は単独だったが、あとの2回は2尾いた。そのことからもう一つの来る理由は、繁殖のためということも考えられるのではないだろうか。
残念ながらこのところは遭遇していない。その代わりアオウミガメが多くなった。このことは関係ないかもしれないが、またぜひ遭遇したいものだ。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.amaminchu.com/mt-tb.cgi/439

コメント

お会いしたい・・・

関連記事:

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

カテゴリー

過去記事

2008年
2007年
2006年

過去記事一覧