ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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佐渡のクリーナー

ホンソメワケベラやアカシマシラヒゲエビなどのクリーニングシーンは、フィッシュウオッチングの醍醐味だ。クリーニングを受ける魚の表情も見逃せない。しかし、これらのクリーナーが分布していない海ではどうしているのだろう。
日本海に浮かぶ佐渡には、ホンソメワケベラやアカシマシラヒゲエビは見られない。だがよく観察してみると、代わりのクリーナーがいる。

▽コブダイに乗り移ったヒメギンポ
それは、コブダイの行動を追ってみるとわかる。コブダイは時折岩の隙間に入って休むが、単なる休憩ではなく、クリーニングを待っている。その相手はヒメギンポなのだ。
▽メバルもクリーニングするヒメギンポ
コブダイが入る岩の隙間はクリーニングステーションになっていて、メバルもやってきてクリーニングされる。
▽ホンベラがスズメダイをクリーニングする様子
Image4honnberasuzu.jpg佐渡にはヒメギンポのほかにもう一種クリーナーがいる。ホンベラだ。スズメダイがあちこちで群がっていたのでよく見ると、その中にホンベラがいて、スズメダイの体をつついていた。ホンベラが移動すると、スズメダイが追い回していた。佐渡では、ヒメギンポとホンベラが他の魚を癒すクリーナーなのだ。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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