ダイビング歴43年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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お帰り!アデヤッコ

慶良間諸島の座間味島にあるダイビングサービス「ハートランド」のHPに、アデヤッコがいた、と書かれていた。もちろん写真も載っていた。やっとアデヤッコが帰ってきたのだ。というのは、約20年前に「ハートランド」のオーナーが撮影したのを見せてもらったことがある。当時の北限は八重山諸島だったので、ぜひ撮影したいと思っていたのだが、姿を消していた。

▽インドネシア・デラワンのアデヤッコ

Image1adeya.jpgそれ以降、アデヤッコの北限は慶良間と書き換えられたものの、目撃情報はなかった。今回久しぶりに復帰?したお祝いにアデヤッコを取り上げよう!

▽西表島のアデヤッコ
Image2adeya.jpgモルディブやフィリピンなどの海外では比較的生息数が多いので撮影もしやすいが、日本では稀種で警戒心が強いため困難をきわめる。20数年前に西表島で粘って撮影したことがあるが、ニコノスXで20mmレンズなので、あまりアップにはならなかった。
▽マレーシア・シパダンのアデヤッコ
Image5adeya.jpgアデヤッコは顔が青いので、英名でブルーフェイスエンゼルフィッシュという。たいていは単独で行動しているが、たまにペアでいるのを見ることがある。
▽インド洋・モルディブのアデヤッコ
Image4adeya.jpgほとんどの魚は、卵からふ化した稚魚は浮遊生活をする。慶良間のアデヤッコも稚魚期にやってきたのだろうから、定着してからどうやって人目にもつかずに過ごしていたのだろう。幼魚は紺色の地に白の縞模様が入っている。日本でも海外でも見たことはない。熱帯魚店にはわりと入荷するらしいのに、どうしてダイビングで見られないのかとても不思議だ。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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