ダイビング歴43年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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ウニVS魚

ウニは寿司ネタになるくらいなので、美味しいし栄養もある。魚も嫌いなはずはない。しかし、魚にとってはトゲがやっかいで、そのうえ岩の隙間などに身を潜めているので、そう簡単には捕食できない。

▽大きなウニとゴマモンガラ

Image1-uni.jpgウニは夜行性で、暗くなって捕食者が眠りにつくころ隙間から出てくる。トゲで武装しているウニだが、弱点もある。

▽ウニを運ぶツユベラ
Image8-uni.jpg口がある下側はトゲがないか短いので、ひっくり返されるとどうしようもない。また、大きさもそうで、小さなウニはトゲなどあまり役に立たない。ツユベラはガレキなどをくわえて取り除き、隠れているウニをゲットする。口よりも大きな場合は、横取りされないように、安全な場所に運んでゆっくり食べる。
▽ウニをひとのみのヒレグロベラ
Image6-hire.jpgあるときヒレグロベラの捕食の現場に遭遇した。こっちを向いたら、なんと口の中にウニが・・・。魚に対してこれだけの大きさでは、トゲなどないに等しいのだろう。
ウニのトゲを折るヤマブキベラ
Image2-uni.jpgヤマブキベラがウニをくわえて来たこともあった。どのように食べるのか見ていたら、海底に打ちつけてトゲを折り、一旦置いてくわえなおして残っているトゲも折った。同じことを何度か繰り返し、トゲがなくなったのを見て食べたのだ。ヤマブキベラは賢い、とそのとき思った。最初の写真は、実験的にウニ(種はガンガゼモドキ)を置いてみたもの。大きすぎたようで、ゴマモンガラは食べられずにあきらめたのだった。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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