ダイビング歴43年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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旗が2本のハタタテダイ

今回のモルディブで、変わったハタタテダイがいた。ハタタテダイは背ビレの一部が長く伸び、それを「旗」(のぼり)に見立てて和名になった。普通はそれが1本なのだが、2本あるのだ。

▽モルディブのハタタテダイ

DSC_2058.JPG2本ある個体はそれほど珍しくはないが、中には1本のそれが裂けて2本にという場合もある。モルディブで出会った個体は裂けているのではなく、同じものが2本前後に並んでいた。

▽シパダンのハタタテダイ
Image2hatata.jpg背ビレが2本あるハタタテダイは沖縄や海外でも何度か出会っているが、マレーシアのシパダンでじっくり観察したことがある。モルディブのものと違い、1本の背ビレが途中から均等に左右に分かれていることがわかった。
▽同じ個体を前から・・・
Image3hatata.jpg同じ個体をわかりやすく撮ったのがこの写真。前から見ると、分かれているのがよくわかる。
▽水納島のハタタテダイ
Image1hatata.jpg沖縄の水納島で出会った個体もシパダンのものと同じように、左右に分かれていた。どうしてこのような個体が生じるのかは、突然変異と考えられているが、そのわりにはよく見かけるので、そのような遺伝子を持った個体が増えてきているのではないだろうか。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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