ダイビング歴43年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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奄美海報告・その2

奄美でのダイビング最終日の17日は、貝類など底生動物の一斉産卵があった。一緒に潜った人たちがブログに書かれていたので、ご存知の方も多いことだろう。本当は「その4」くらいに書くつもりでいたのだが、ネタが古くなってしまうので、急遽早めることにした。

▽体色をよく変えるホウセキキントキ

DSC_0783.JPGこの日の午後、赤碕というポイントに向かってボートが進んでいたが、清水(せいすい)にホウセキキントキが群れているのを思い出し、変更してもらった。これまでは数尾では見られたが、これだけの群れは珍しい。

▽クロタイラギ
DSC_0799.JPGホウセキキントキを撮り終え、沖のほうへ行ってほかのもを撮影して戻ったら、視界が悪くなっていた。岩ガキのような貝があちこちで産卵していたのだ。クロタイラギも白いものを噴出していた。
▽シャコガキ
DSC_0805.JPG何かに誘発されるように、そこらじゅうの貝が子孫を残そうとしている。シャコガキも例外ではなかった。
▽アオヒトデ
DSC_0807.JPGアオヒトデは体を持ち上げ、腕の横にたくさんある小さな穴から、ミルクのようなものを糸状に出していた。
▽クロナマコ
DSC_0815.JPGナマコは鎌首を持ち上げるようにし、先端から白いものをゆっくり出している。
▽ハネジナマコ
DSC_0824.JPGこれはハネジナマコ。バイカナマコは体を持ち上げてはいなかったが、横たわったまま産卵していた。
▽イバラカンザシ
DSC_0832.JPGイバラカンザシもよく見ると何か出している。個体によって白いものとオレンジ色のものがある。どうやら前者はオスで、後者はメスのようだ。このときはワイドレンズだったので、かなり寄って撮影し、さらにトリミングしている。下の赤いのがメスで、オレンジ色の卵を糸状に、そして上の2個体はオスで、煙のようなものが漂っているのがわかるだろうか。何はともあれ、生命の神秘を実感した1本だった。



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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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