ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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奄美のクマノミたち

繁殖期ということもあり、今回も卵を世話しているクマノミ類が多かった。まずはクマノミ。

▽根を覆うキンメモドキ

DSC_0668.jpg砂地にポツンとある根は、キンメモドキの群れが覆っていて、何もかも隠している。確かこのあたりにクマノミがいたはず、と魚群を払いのける。


▽卵を世話するオス
DSC_0950.jpgすると、クマノミのオスの姿が…。しかも鮮やかな色をした卵を世話していた。確か2週間前も同じ所にふ化間近の卵があった。1シーズンにいったい何度産卵・ふ化を繰り返すのだろう。それにしても目の前を無数の小魚が行き交うのは、うっとうしいに違いない。
▽あまり隠れないカクレクマノミ
DSC_1015.JPG土曜日の1本目にAというポイントで、センジュイソギンチャクに住むカクレクマノミを撮影した。イソギンチャクは半分丸まっていて、裏側の赤色が鮮やかだ。ここのカクレクマノミは、あまり隠れないので撮りやすい。
▽卵の世話をするカクレクマノミのオス
DSC_1695.jpg翌日も1本目は同じポイントだったので見に行くと、イソギンチャクは広がっていた。ちょっと怪しいのでイソギンチャクを手で払ってみると、オレンジ色の卵があり、オスが懸命に世話をしていた。どうやら昨日の午後に産んだようだ。
▽ハマクマノミ。卵は見えない所に産んでいた
DSC_1047.JPGハマクマノミも卵を守っていた。だがハマクマノミが住むタマイタダキイソギンチャクは、岩穴に付着していることが多く、卵も穴の奥や天井に産み付けるため、見づらい。というわけで撮れなかった。
▽カクレエビがクマノミをクリーニング
DSC_0317.JPGホタテツノハゼの近くにクマノミがいるのは前から知っていたが、見向きもしなかった。ハゼが背ビレを広げるのを待ちながらふとクマノミを見ると、カクレエビが漂っていた。もしやと思ったら、すぐにエビがクマノミに飛び乗ってクリーニングを始めたのだった。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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