ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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奄美フィッシュウォッチングの旅(4)

奄美大島と加計呂間島の間の大島海峡は、複雑な海岸線のため大きな入江がたくさんある。穏やかなことはもちろん、独特の生態系が見られておもしろい。

▽ニュウドウダテハゼ。全長18cmにもなる大型種

irie_0514.jpg場所によっては軟泥の海底の所もあり、透明度は良くないものの、そうした環境に適応した魚類がたくさん生息している。とりわけ多いのはハゼ類で、その中でもこのニュウドウダテハゼは代表的な種。

▽イトヒキハゼ属の一種
irie_0519.jpg和名がまだないハゼもいた。イトヒキハゼ属の一種で、図鑑には奄美大島が北限とあった。テッポウエビと共生するハゼなので、エビが出るのを待ったが、巣穴にいるエビが動いているため、どんどん濁ってくる。しかたなくエビなしで撮影した。
▽カスリハゼ属の一種
irie_0534.jpgカスリハゼかと思ったが、図鑑によると違うようだ。以前、シマカスリハゼと呼ばれていたハゼのようで、現在は未記載種になっている。浅い所に生息し、ホバリングする習性がある。
▽ピンクの模様が特徴のオイランハゼ
irie_0541.jpgオイランハゼも浅い海底に生息する。顔や体にピンクの模様があるのが特徴。メスを誘う際のディスプレイは、全体のヒレを広げてホバリングする見事なものだが、今回は見られなかった。
▽顔が白くなったオイランハゼ
irie_0545.jpgオイランハゼの別の個体に注目した。今にも巣穴から飛び出しそうな感じだったからだ。60cmくらい先に1個体、さらに50cmくらい先にもう1個体いる。いずれもオスのようで、威嚇しているように見えた。飛び出したりはしなかったが、顔の下が白く変化していた。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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