ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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オーシャンズを観て

22日に公開された「オーシャンズ」を観た。スケールの大きさと迫力に圧倒された、1時間44分だった。

▽見ごたえ十分のオーシャンズのパンフレット

oce_2844.JPGいろいろな海の「おいしい」ところだけを集めた映像ばかり。まさに贅沢な映画、海好きにはたまらない映画だ。

▽撮影機材や撮影方法も新しく開発された
oce_2848.JPGどのように撮影したのか、という場面が随所に出てくる。例えば、クロマグロの群れが猛スピードで泳ぐシーンを真正面から捉えている映像だ。これは魚雷型のカメラをボートで引いて撮ったのだが、このような特殊なカメラの開発や斬新な撮影方法が取り入れられている。
▽主な撮影地が記された地図
oce_2846.JPG映画の中では、撮影地は特に述べていない。アラスカ、南極、北極のときだけナレーションで言っただけ。ゆえに、映像を見てどこの海というのは、情報収集しているダイバーしかわからないと思う。また、嵐の場面もよく出てくる。漁船が大波に飲み込まれてしまうのでは、と思わせるシーンなども3年かけてるという監督のこだわりがある。
▽ミズクラゲの中からコブダイが現れるシーン
oce_2847.JPGこの映画は、いくつもの撮影チームがそれぞれの海にロケし、4年にもわたって取材したという。その膨大な映像から選び抜かれたのはわずか0.35%。また、テレビや雑誌でも取り上げられているが、日本人カメラマンもこの映画の撮影者のひとり。「日本水中映像」の奥村康氏だ。佐渡のコブダイがミズクラゲが埋めつくす中から現れるシーンは幻想的。
▽雑誌ダイバー2月号の監督と奥村氏のインタビュー記事
oce_2850.JPG特にすごいのは、シロナガスクジラがオキアミを食べるシーンとサーディーランの「ドラマ」。サーディーランとは、南アフリカ沿岸に現れるイワシの大群のこと。イルカ、サメ、海鳥、クジラなどが入り乱れてイワシを食べるのだが、カツオドリがすごい。全体的には良い映画だが、水槽と思われるところもあった。オニダルマオコゼやギチベラなどが捕食する場面で、これでちょっと安っぽくなってしまった。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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