ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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晩春の奄美(2)

今回の撮影目的はコブシメだが、産卵ポイントに毎回出現するわけではない。時間帯や潮も関係ないようで、コブシメに関してはさっぱり理由がわからない。気まぐれというしかない。

▽真っ赤な卵とクマノミ。気が弱くて逃げてしまう

ama_104740.jpgそんなわけで、現れないときは別のものを撮影した。前回書いたように、水温が低かったので繁殖に関してはさほど期待していなかった。だが、クロホシイシモチやキンセンイシモチはは早くもペアになって今にも産卵、という感じになっていた。

▽別のクマノミはカメラを向けても世話していた
ama_104068.jpg水温が20℃以上で奄美や沖縄のクマノミは産卵するのは確認済みなので、卵保護が見られるのはクマノミくらいだろうと思っていた。確かに数組のクマノミは卵の世話を行っていた。
▽卵を世話するハマクマノミ。こんなに見やすいのは初めて
ama_104038.jpgところが、ハマクマノミが卵を守っていたのだ。24℃くらいでないと産卵しないと思っていたので、新発見だった。また、以前にも書いたが、ハマクマノミは見えづらい場所に産むので、例え産んでいても発見できないことが多い。今回は運良く見やすいところで、しかもイソギンチャクが縮んでいたので見ることができた。
▽本来は、このように穴の天井部分に卵を産む
ama_104094.jpg別の場所でもハマクマノミが卵を世話していた。見づらいところに卵はあったが、これもイソギンチャクが縮んでいたので気がついたのだ。これで今回2組確認したので、偶然ということではなく、水温が低くても産卵する、というのが実証できた。
▽シライトイソギンチャクに隠れている卵
ama_104226.jpgさらに、ハナビラクマノミのところにも卵があった。このクマノミもこんな低いときは産卵しないと思い込んでいたので、やはり驚いた。ただしカメラを向けたらイソギンチャクの中に隠れてしまい、世話する姿は写せなかった。それにしても、3種のクマノミの卵が確認できたのは収穫だった。



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コメント

産卵ラッシュですねぇ〜♪
ハッチアウトが見れたらラッキーですが・・・。
頑張って探してみます(#^.^#)

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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