ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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6月の奄美の海(3)

奄美大島の魚類相は実におもしろい。レンテンヤッコやハコフグ、タカノハダイなど温帯域の魚が生息しているかと思えば、日本ではめったに見られないヤスジチョウチョウウオが数多くいたりする。

▽ヤスジチョウチョウウオの未成魚

ama_1006888.jpgまた、ネオンテンジクダイやクロリボンスズメダイなどのように、日本では八重山諸島以外あまり見られない魚も多く生息しているのだ。

▽クロリボンスズメダイの成魚
ama_1006775.jpg内湾ではクロリボンスズメダイが群れている所もある。今回はオスが婚姻色になって求愛している場面も観察できたが、2cm前後の幼魚も数多く見られた。
▽伊豆でよく見られるノコギリヨウジ
ama_102608.jpg岩穴に浮遊タイプのヨウジウオがいた。サンゴ礁域なので、てっきりヒバシヨウジと思っていた。しかし画像を確認したら、ブルーのラインが細い。ヒバシヨウジは太いので、明らかに違う。伊豆でよく見られるノコギリヨウジだったのだ。
▽浅い所に現れたアケボノハゼ
ama_1006750.jpgアケボノハゼは、以前にも何度か出現しては消えていた魚。沖縄では水深30以深でなければ目撃できないのだが、奄美では比較的浅い所に現れる。今回は水深19mだった。どうしてなのかはわからない。
▽砂地に描かれたミステリーサークル(?)
ama_1006483.jpg「マリンステイション奄美」のHPでも取り上げられていた「ミステリーサークル」。今回見ることができた。実は、初めてではない。10数年前にも何度か見ていて、それがいつも6月なので不思議に思っていた。今回もいろいろ推理してみんなと話してみたが、まったく結論は出ない。謎は深まるばかりだ。



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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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