ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

HOME > ポイント > 奄美大島南部 > 8月の奄美(番外編)

« 8月の奄美(生態編) | HOME | コモド諸島撮影記(1) »

8月の奄美(番外編)

トサヤッコとヤイトヤッコが生息する三角岩というポイントに、ようやく潜れたのはダイビング最終日の1日前だった。

▽トサヤッコのオス

ama_100213.jpg外洋に面しているので荒れやすく、潮流も強くなることが多いので、機会は少ない。

▽ヤイトヤッコのオス
ama_10082506.jpg2ヶ月前のときは、トサヤッコのオスがメス2尾とヤイトヤッコのメス2尾(1尾は未成魚)を囲むハレムを作っていた。一方、ヤイトヤッコのオスは少し離れたところに単独でいた。
▽争いをしていた両者(2月撮影)
ama_100233.jpg半年前の2月にはヤイトヤッコのオスが謀反(?)を起こし、同種のメスを奪うために、トサヤッコのオスに戦いを挑んだ。結果はかなわなかったが…
▽性転換中と思われる個体(手前)
ama_10082428.jpg今回は半年前と同じく、ヤイトヤッコのオスがトサヤッコのハレムに来ていた。また、トサヤッコのハレムに入っていたヤイトヤッコのメスの体色が変化。どうやら性転換し始めてるようだ。ヤイトヤッコのオスが来ていたワケは、これを奪うためかもしれない。
▽傷がついていた性転換中の個体
ama_10082509.jpgトサヤッコとヤイトヤッコのオス同士がヤイトヤッコのメスをめぐって争っているような感じだったので、翌日も潜ってみた。すると、性転換中の個体に傷があったり、トサヤッコのオスと最も大きなメスが見えなくなっていた。
▽今後のなりゆきが気になるヤイトヤッコのメス
ama_10082491.jpgヤイトヤッコのオスと性転換中の個体がトサヤッコのハレム近くにいたので、推測だがトサヤッコはペアでどこかに移動したのだろう。この先いったいどんな展開になるのだろうか。というわけで奄美の報告はこれで終わり。今日午後からはコモド諸島ダイブクルーズに乗船するためにバリに向かう。2週間のクルーズ、楽しみだ。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.amaminchu.com/mt-tb.cgi/1594

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

あまみんちゅドットコム

プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

過去記事

2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年

過去記事一覧

[admin] [ed]