ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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コモド諸島撮影記(6)

南エリアには、沈船ポイントもある。沈船といってもインドネシアの木造船なので、かなり朽ち果てているが…

▽沈船に生息するカクレクマノミ

komo_1009276.jpg
それでも魚にとっては良い漁礁になっていて、たくさんの魚たちが住みついている。カクレクマノミが住みかにしているセンジュイソギンチャクが、沈船の一部の木の板に付いていた。

▽板に産み付けた卵を世話する
komo_10092743.jpgよく見ると卵がある。通常は岩に産むのだが、木の板に産み付けてあり、懸命に世話をしていた。
▽固有種のコモドカーディナルフィッシュ
komo_10093007.jpg沈船にはキンメモドキやテンジクダイの仲間などがひしめいている。その中にはコモドカーディナルフィッシュも。コモドと冠がついたこのあたりの固有種だ。エラぶたのあたりに赤い斑紋があるのが特徴。
▽擬態種のミミックカーディナルフィッシュ
komo_10092735.jpgヒゲニジギンポもよく見られる。毒牙を持つため、天敵が少ない。天敵が少ないと擬態するヤツがいるものだが…やっぱりいた。ミミックカーディナルフィッシュだ。両種はよく似てるが、ミミックの方はテンジクダイ科なので、卵をくわえる口内保育をするので違いが出る。
▽産卵のため上昇するニシキテグリ
komo_10092764.jpgすぐ近くの枝状サンゴにはニシキテグリが生息し、夕方になると毎晩のように繁殖行動が見られる。オスの胸ビレいメスが乗り、ゆっくりと上昇して産卵する様子は神秘という言葉がピッタリだ。
▽サンゴ礁が水面に写る
komo_1009306.jpg浅瀬はうっとりするほどの美しいサンゴ礁で、ここで撮影するのが定番になっている。今回は2回訪れ、潮が上げているときと引いているときの違いを見ることができた。



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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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