ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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ポンポン島でダイビング(4)

ポンポン島の近くの島に、カーディナル・ヘブンというダイビングポイントがある。テンジクダイ科魚類を英語でカーディナルフィッシュというので、その手の魚が多いというのは容易に想像できる。

▽大きな湾で、ずっと左奥がポイント

pom1050620.jpg気になるポイントなので、ダイビング最終日に連れていってもらった。大きな湾になっていて、流れはなく、水はやや濁っている。よそのリゾートのそばで、潜る前に許可をもらっていた。

▽内湾のサンゴ礁には見えない
pom_2635.jpg浅いところはサンゴ礁で、内湾という環境には見えない。しかし、マンジュウイシモチやクロオビアトヒキテンジクダイなどがいるので、やはり特別な環境ということがわかる。
▽マンジュウイシモチの幼魚
pom_3959.jpg枝状サンゴのところにはマンジュウイシモチがたくさんいたが、成魚はこれまでたくさん撮影しているので、幼魚だけを狙った。幼魚の顔は黄色みが強い。ちなみにこの魚の英名はパジャマカーディナルフィッシュというが、成魚のほうがふさわしい。
▽シリキルリスズメダイも内湾性
pom_3953.jpgシリキルリスズメダイも内湾性のスズメダイで、よく見られた。このスズメダイは地域変異が知られていて、尻ビレや腹ビレまで黄色いパターンのものもいるが、ここで見られるものは日本と同じパターンだった。
▽日本のとは色が異なるオヨギイソハゼ
pom_3992.jpg遊泳タイプのハゼで、オヨギイソハゼもいた。黒帯のところが日本のものは赤茶色なのだが、バリエーションなのだろうか。
▽黄変個体のギンガハゼ
pom_3982.jpgサンゴ礁が切れた下には砂泥底が広がっていて、共生ハゼがたくさん生息している。クロオビハゼやギンガハゼのほかにも名も知らぬハゼが多く見られた。ギンガハゼは通常タイプと黄色いタイプがいたが、  前者のほうが警戒心が強かった。



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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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