ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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ウミガメの見分け方

昔は日本でウミガメを撮影するのはとても困難だった。最近は保護活動のお陰か、ずいぶん数が増えて警戒心もなくなり、触れるくらいに近づいても平気になった。

▽警戒心がないアオウミガメ(慶良間)

aozama_1410.jpg日本近海で出会うウミガメは、アオウミガメ、タイマイ、アカウミガメの3種がほとんど。これらは食性や分布が若干違う。また、背面の甲羅の形や配列も異なるが、覚えるのが大変。簡単な見分け方は、甲羅の後ろ側の縁と顔つきだ。

▽アオウミガメの顔と甲羅の縁
aoumi-001.jpgアオウミガメは奄美、沖縄、小笠原でよく見られる。顔は穏やかな感じで、口はさほど尖っていない。海草や藻類を主食にしている。また、甲羅の縁は継ぎ目の凹みが少なく、全体的になだらかになっている。
▽めったに見ないオス。尾が長いのが特徴
osu-3.jpgアオウミガメにはずいぶん出会って撮影しているが、そのほとんどはメス。オスは数えるほどしか出会っていない。見分け方は尾だ。尾は交接器も兼ねているので、オスのそれは大きくて長い。
▽タイマイの顔と甲羅の縁
taimai-002.jpgタイマイも奄美や沖縄で見られる。口の先がくちばし状になって尖っている。カイメンやホヤなどを主食にしているが、ウミトサカを食べていたのを目撃したことがある。甲羅の縁は、後ろに行くにしたがって継ぎ目の凹みが大きく、ギザギザになるのが特徴。
▽カイメンのようなものを食べるタイマイ
zam_1860.jpg海底でエサを食べているウミガメのほとんどは、タイマイといっても過言ではない。エサを食べているときは夢中で、接近してもまったく気にしない。
▽あまり会えないアカウミガメ
aka-2.jpgアカウミガメは行動範囲が広く、沖合いで活動することが多いため、あまり出会わない。3種のうち最も北に出現する。これまで慶良間諸島と久米島で1回づつ出会ったにすぎない。顔が大きく首も太い。前2種は顔に黒い斑紋があるが、本種にはない。ちなみに学名はCaretta carettaで、カレッタ汐留はこの学名が由来になっている。

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コメント

先日はありがとうございました。

僕の飼っている陸ガメも尻尾の長さで雄雌がわかるので
陸も海もカメは同じなんですね〜。
海ガメは尻尾の短いのばかりだから違うかと思ってました。
雄の個体数が少ないんですかね?

亀さんにも、色々な種類があるのですね。
そして、あまり気をつけて見ていなかったのですが、
オスに出会える機会が少ないとのこと。
今度から、頑張ってオス・メスの見分けをしてみたいと思います。
でも、多分・・・亀さんを見つけたら
デジカメで撮るのに必死で忘れていると思いますが・・・(笑)

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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