ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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モンダルマガレイの素顔

カレイの仲間の生息場所は、主に砂地。保護色をしているので、天敵から身を守れるというメリットがある。

▽砂地以外にいることが多いモンダルマガレイ(慶良間)

monda-001.jpgところが、ダルマガレイ科のモンダルマガレイは、砂地よりも岩場やガレ場を活動域にしている。

▽ストロボ光に驚いて泳ぎだす瞬間(バリ)
monda-002.jpgモンダルマガレイは目の間隔が広く、体には青いリング状の模様があるのが特徴。こうした複雑な模様は、砂地よりもサンゴ混じりの岩場にいるほうが目立たないのだろう。稀に砂地に移動することもあるが、そうしたときには砂に似た体色に変化する。
▽かなりの距離を移動する(奄美)
monda-003.jpgまた、モンダルマガレイはよく泳いで移動する。他のダルマガレイ科は砂地スレスレを滑るように移動するのに対し、本種はけっこう高く浮かんで移動する。
▽時には近寄って来ることも(慶良間)
monda-004.jpg移動中のモンダルマガレイに何度も遭遇している。その都度撮影しているので、調べてみたら慶良間で3回、奄美で2回、バリで1回だった。モンダルマガレイ自体そんなに出会わないので、確率的には相当高い。
▽興奮すると青いリング状模様は濃くなる(慶良間)
monda-005.jpg泳ぐときにはヒレを立てる。背ビレに見えるが、実は胸ビレ。オスのほうがやや長い。泳いでいるときは天敵に狙われやすいはずだが、同科の中では大型なので遊泳力に自信があるのだろう。とにかく、カレイの仲間では特異な存在だ。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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