ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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2012年04月01日

ナンヨウツバメウオの謎

古い写真を整理していたら、ナンヨウツバメウオのポジフィルムが出てきた。6×6判で、1980年ごろローライマリンで撮影したものだ。撮影場所は沖縄・慶良間諸島。

▽ナンヨウツバメウオ。日本でこれだけの群れは珍しい

nantu-001.jpg人工漁礁のポイントで、驚いたことにナンヨウツバメウオが群れている。といっても当時は謎のツバメウオだった。

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2012年01月02日

辰年にちなんで

明けましておめでとうございます。辰年ということで、タツがつく魚を集めてみた。

▽ハナタツ

tatu-001.jpgまずはタツノオトシゴの仲間ハナタツ。西伊豆の土肥で撮影。

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2011年08月12日

残暑お見舞い!

暑い日が続いていますが、みなさんお元気でしょうか? 写真を見て少しでも涼しくなっていただきたいと思い、そのような写真を集めてみました。

▽小魚を狙うハナミノカサゴ(柏島)

zans-001.jpg涼しげなのは、やはり清涼感のあるブルーを基調にした写真ではないだろうか。

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2011年02月20日

ツキチョウの分布

現在発売中の『月刊ダイバー』3月号で、葉山の海を紹介したページがあった。古見きゅう氏の「葉山見聞録」だ。その中にツキチョウチョウウオの成魚の写真も載っていて、「葉山では初。国内では珍しい」とのコメントが。

▽ツキチョウチョウウオ。'92年10月柏島で撮影

tuki-007.jpg確かにそうなのだが、おそらく葉山は北限になるので、もっと大きく扱って欲しかったと思うのだ。

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2009年12月24日

'09年を振り返って

今年もあとわずか。年末・年始は座間味でダイビングしながら過ごす予定だが、その前に今年を振り返ってみた。例年に比べて海外が多かった。インドネシア・ラジャアンパット、紅海、インドネシア・コモド諸島、タイ・アンダマン海、そしてダイビングではないが、ケアンズ〜ラバウル〜横浜まで「ピースボート」の船旅をした。

▽アオウミガメをつつくセナスジベラ

zamami-022.jpgでは今年撮影した印象深い写真を……。最初は慶良間のウミガメ。セナスジベラがカメの首をつついたら、カメが気持ち良さそうな表情をした。このベラがクリーニングするのは初めて見たので、強烈な印象だった。

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2009年09月04日

柏島撮影記(最終回)

小さな根に小魚が群れていた。透明感があるので、キンメモドキかスカシテンジクダイだと思った。ところが、画像を見ると尾ビレのつけ根に黒点がある。

▽ハナミノカサゴが狙っている

DSC_0887.jpgということは違う種…。どうやらクロホシイシモチの幼魚のようだ。根にはハナミノカサゴが5〜6尾いて、浮かんで追いかけたり、岩陰で待ち伏せしていた。

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2009年09月03日

柏島撮影記(3)

柏島で採集され、新種として世に出た魚は、実にたくさんある。高知大学や近隣の大学の魚類学者や研究者が、柏島をフィールドにしていることが多いからだろう。

▽キツネメネジリンボウ。’09年5月撮影

DSC_1637.jpgハゼ科ネジリンボウ属のキツネメネジリンボウもその一種。今年5月のときは水温が低かったために巣穴からあまり出ていなかったし、出てもすぐに引っ込んでしまった。

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2009年09月02日

柏島撮影記(2)

柏島はクマノミの生息数が多く、どのポイントでもよく見られる。クマノミが住めるイソギンチャクは、気づいただけでもサンゴイソギンチャク、オオサンゴイソギンチャク、イボハタゴイソギンチャク、チクビイソギンチャクの4種あった。

▽クマノミの生息密度が高い

DSC_01587.jpgイソギンチャクはあちこちにあり、それぞれにクマノミが住んでいる。イソギンチャク同士の距離が近いので、クマノミが行き来することもよくあるようだ

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2009年09月01日

柏島撮影記(1)

柏島で水中撮影してきた。前回の5月より水温が高かったので、だいぶ快適にダイビングできた。改めて柏島で潜ってみると、魚ではクマノミとイラがけっこう多い気がした。というわけで、まずはイラを取り上げる。

▽撮影してると現れるイラ

DSC_0804.jpgイラは、特別生息数が多いわけではないと思うが、撮影してると必ずカメラの前に現れる。ダイバーがフィンで石などを蹴ることが多いので、エサにありつけるからだろう。


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2009年08月25日

柏島に再び

明日より柏島に行く。前回は5月に訪れたから3ヶ月ぶりだ。水温がだいぶ上がっていて、ずいぶん楽にダイビングできるのでは、と期待している。

▽夕焼けの柏島

P1020848.jpg前回もいろいろな魚が繁殖していたが、情報によるとまだ繁殖が続いているらしい。どんなシーンが撮れるか楽しみだ。

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2009年05月30日

柏島の海と魚(6)

生物相が豊かな柏島。特に魚種が多く、どんな魚でもいる、という感じだ。やはり黒潮の恩恵なのだろう。今回良い写真は撮れなかったが、ホムラハゼやキツネメネジリンボウ、クジャクベラなどレアな魚が普通に見られるから驚く。

▽保護色で身を守るヒラメ

DSC_0550.jpgゴロタ石の間の砂地に、大きなヒラメがいるのをガイドさんが教えてくれた。ワンカット撮ったあと、もう少し接近して撮りなおそうとした瞬間……

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2009年05月25日

柏島の海と魚(5)

柏島の主なダイビングポイントは,北側の後浜(うしろはま)。以前はサンゴの群生が見られたが、今はあまりない。6年前の台風で壊滅したとか。でも小さなサンゴが育って復活しているようだ。

▽柏島はオレンジ色のオドリカラマツが多い

DSC_0546.jpgヤギ類やトサカ類、ウミカラマツ類も見られるが、なぜかカイメン類は見かけない。伊豆ではとても多いのに不思議だ。

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2009年05月20日

柏島の海と魚(4)

同種同士の争いもいくつか見られた。1尾のダテハゼが大きな口を開けて興奮している。少し離れたところにもダテハゼがいて、どうやら縄張りを巡って威嚇しているようだ。

▽口を開けて威嚇するダテハゼ

DSC_3805.jpg威嚇しているダテハゼが少しずつ近寄り、相手に向かっていっそう大きな口を開けた。威嚇されたほうは意外と冷静を装っている。

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2009年05月18日

柏島の海と魚(3)

今回の柏島は天気は良かったものの、水温は思っていたより低く、透視度も良いとはいえなかった。水温は毎日、時間によっても異なり、17から21℃の間。平均すると19.1℃だった。

▽産卵中のセスジサンカクハゼ

DSC_1441.jpgこんな低水温にもかかわらず、魚たちは繁殖に勤しんでいた。ガイドさんが指す岩の隙間にハゼの顔が二つ。天井には卵があった。なんで2尾? そう思っていると片方が逆さになったので、産卵中だということがわかった。

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2009年05月17日

柏島の海と魚(2)

今回、柏島に誘ってくれたのは、ネクサスブランドのハウジングで知られる「アンティス」社長の古澤氏。ハウジングの試作品やストロボのハウジングのテストおよびドームポートのマッチングなどを調べるのを兼ねているため、全部で7台も持ってきている。

▽古澤氏(左)とまっちゃん

P1020833.jpgお世話になったダイビングサービスは、まっちゃんこと松野和志氏経営のアクアス。まっちゃんは小さな生物を見つけるのが上手なうえ、生態にも詳しい。お陰でいろいろなシーンが撮影できた。

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2009年05月15日

柏島の海と魚(1)

16年ぶりの柏島は、やはり変わっていた。昔は細い山道を通らなければ行けなかったが、トンネルはできているし、道も広くきれいになっていたのには驚いた。

▽柏島の家並み。’09年5月撮影

P1020834.JPG海面には養殖のイケスが以前もあったが、今はさらに増加していた。マグロの養殖がだいぶ増えたかららしい。

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2009年05月06日

16年ぶり柏島へ

大型連休がようやく終り、どこも静けさを取り戻すころ。いよいよ我々の出番、といわけで、7日から高知県の柏島へ水中撮影に行くことに。

▽橋でつながっている柏島

kasiwa-6.jpg柏島は’91年から’93年にかけて4〜5回行ったことがある。いろいろな生物が見られるのはもちろん、レアな魚も多いため、全国のダイバー注目の海なのだ。

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2008年12月10日

おめでたいエビ

縁起物として重宝されるのはイセエビだが、見た目も名前もめでたいエビがいる。ハゼ類と共生するコトブキテッポウエビだ。

▽キツネメネジリンボウと(柏島)

kotobu-2.jpgコトブキテッポウエビの体色は紅白で、とてもきれい。ヤシャハゼやヒレナガネジリンボウなどのネジリンボウ属やホタテツノハゼ属のハゼと共生する。

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2008年05月04日

ドラキュラ VS 夜叉

モルディブでドラキュラシュリンプゴビーを撮影した、と前に書いた。このハゼはテッポウエビ類と暮らす、いわゆる共生ハゼで、1960年代にセイシェルで発見され、’77年に新属・新種として記載された。

▽ドラキュラシュリンプゴビー

DSC_0457.JPG学名はStonogobiops draculaで英名はドラキュラシュリンプゴビー。なぜドラキュラ(吸血鬼)と付けられたのかは、黒い帯が赤いタイプがいること、また若い個体は黒帯と黒帯の間に赤い細い線が入っているので、それを血と見立てたのではないだろうか。

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2007年10月05日

ナンヨウツバメウオの謎

日本でツバメウオの仲間はツバメウオ、アカククリ、ナンヨウツバメウオ、ミカヅキツバメウオの4種が分布している。最も生息数が多くてよく見られるのは、ツバメウオだ。

▽ナンヨウツバメウオの幼魚 高知県・柏島

Image3kashiwa.jpgしかし幼魚となると、枯葉にそっくりなナンヨウツバメウオの方が断然よく見られる。以前はツバメウオと思われていたが、たしか10数前にナンヨウツバメウオに同定された。
(ナンヨウツバメウオの幼魚。高知県・柏島で撮影)

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2007年10月02日

アカオビハナダイの分布

アカオビハナダイは、高知県の柏島と鹿児島県の錦江湾で出会った。オスは体側に赤くて短い帯のような斑紋がある。メスの体側には斑紋がなく、全体がピンク色。尾ビレの先に小さな赤い点があり、カシワハナダイやケラマハナダイに似ている。
アカオビハナダイの生息数が多いのは、何といっても錦江湾だ。まるでキンギョハナダイのように群れている。
(メスが群がる中に誇示するために飛び込んできたオス。錦江湾で撮影)

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2007年05月17日

アオリイカの繁殖期だ!

いよいよアオリイカの繁殖シーズンが始まる。繁殖期以外に見られるアオリイカは小型のものがほとんどだが、この時期になると大型のものが産卵のため、沿岸にやってくる。
伊豆半島では、木の枝を束にして海底に沈め、それを産卵床にする。しかも椎の木でないとダメらしい。海中で木の枝は違和感がある。そのため、どうも抵抗があって伊豆ではアオリイカの産卵は撮影していない。
あるとき、フォトセミナーで高知県の柏島を訪れたとき、アオリイカがヤギ類に産卵することを聞いた。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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