ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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2012年05月05日

ゴールデンと付く魚

ゴールデンウィーク(GW)もあと1日。沖縄や奄美が梅雨入りしたり、地域によっては記録的な豪雨だったり、山の遭難も相次いだり、GW中いろいろあった。

▽英名ゴールデン・モレイのヒメウツボ

gw-001.jpgGWという言葉は、昔映画業界が作ったそうだ。したがって、NHKではGWではなく、大型連休と言っている。それはともかく、GWにちなんで英名にゴールデンが付き、日本に分布している魚を集めてみた。

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2012年05月01日

奄美・リサーチダイビング(最終回)

奄美では、伊豆周辺が主な生息場所と思われる魚、いわゆる温帯域に生息する魚がたまに見られる。

▽水深6~7mにいたイシガキフグ

ontai-001.jpg今回も安全停止中に、イシガキフグを見つけた。伊豆諸島に多いフグで、奄美ではめったに見られない。

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2012年04月29日

奄美・リサーチダイビング(3)

今回は砂底を移動することが多かったため、写真も砂地に生息する生物がほとんど。前回のオキスズメダイもそうだった。

▽ジュズダマイソギンチャクに住むクマノミ

suna-001.jpgジュズダマイソギンチャクも砂地に生息するという特徴がある。そこに住むクマノミは大抵幼魚だが、なぜか1尾は成魚だった。

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2012年04月27日

奄美・リサーチダイビング(2)

今回10本潜ったうち、9本がミステリーサークルの探索だった。何度も潜ったポイントKとSのサークルのそばに、たまたまオキスズメダイがいた。

▽砂底に生息するオキスズメダイ

oki-001.jpgオキスズメダイは、砂地にある小さな根に生息する。稀種で、奄美以外では見た覚えがない。ちなみに、山と渓谷社の『日本の海水魚』には載っていない。

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2012年04月25日

奄美・リサーチダイビング(1)

久々に奄美へ行った。目的はリサーチ。毎年初夏になると砂地に円形の模様ができる。それを我々はミステリーサークルと呼んでいるが、誰がつくっているのかは謎。少しずつ解明してきているが…

▽ハイビスカス

sa-001.JPGミステリーサークルは、これまで5月は確認しているが、4月はうわさだけで実際には見ていない。ということでリサーチしたのだ。

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2012年04月10日

多様・クログチニザの幼魚

ニザダイ科のクログチニザ。地味なせいか、注目を浴びることはない。ぼくはあることがきっかっけになって、興味を抱くようになった。

▽クログチニザの成魚

niza-01.jpg 約30年前、慶良間諸島で遇然幼魚を撮影したのだ。といっても、当時はクログチニザとはわからなかったが…

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2012年04月01日

ナンヨウツバメウオの謎

古い写真を整理していたら、ナンヨウツバメウオのポジフィルムが出てきた。6×6判で、1980年ごろローライマリンで撮影したものだ。撮影場所は沖縄・慶良間諸島。

▽ナンヨウツバメウオ。日本でこれだけの群れは珍しい

nantu-001.jpg人工漁礁のポイントで、驚いたことにナンヨウツバメウオが群れている。といっても当時は謎のツバメウオだった。

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2012年03月28日

おとなしいサメ・ネムリブカ

春の訪れが近づくと、思い浮かぶのがネムリブカ。昔何かで読んだのだが、早春になるとトカラ列島にネムリブカがたくさん現れるという。たぶん繁殖のためだろうが、なぜかほとんどがオスとのこと。

▽サンゴの下で休むネムリブカ(慶良間諸島)

nemuri-001.jpgそこで漁が行われるのだが、その方法が変わっている。素潜りでネムリブカの尾をロープでしばり、船に引き上げるらしい。この伝統的な漁をぜひ見てみたいと思っていたが、未だに実現していない。

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2012年03月15日

ヒレナガカンパチの珍しい行動

高級魚で知られるカンパチ。正面から見ると、頭部に「八」の字の模様があることからその名が付いた。漢字では間八と書く。

▽ヒレナガカンパチの成魚(慶良間諸島)

kanpa-083.jpgカンパチは冷水を好むのに対し、暖かい水を好むのがヒレナガカンパチ。伊豆諸島や本州南部、南西諸島で見られる。背ビレや尻ビレが鎌状で、やや長いことが和名の由来。

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2012年03月01日

クマノミの尾ビレ

インターネットのフリー百科事典・ウィキペディアのクマノミを検索して、あ然とした。掲載写真3点すべてがクマノミではないのだ。しかもオレンジフィンアネモネフィッシュとカクレクマノミをクマノミとして標記している。

▽クマノミのペア。右がオス(慶良間諸島)

kumaobire-01.jpgどうしてこんなことになるのだろう。監修者がいないというのは考えにくいので、魚を知らない人が担当しているのかもしれない。ということで、正しいクマノミを…

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2012年01月30日

キハッソクとタコの不思議な関係

タコが動くと魚たちが集まってくる。以前「タコに興味津々の魚たち」というタイトルで書いたことがあるが、その後もタコに群がる魚たちを観察・撮影している。特にキハッソクがおもしろい行動を見せてくれた。

▽タコを見つめるキハッソク

kihatako-001.jpg場所は沖縄の水納島。動き出そうとするタコ(ワモンダコ)を、食い入るように見つめるキハッソクがいた。

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2012年01月21日

アツクチスズメダイ

スズメダイ類の多くは雑食性だが、サンゴのポリプや粘液を主食にしているものもいる。アツクチスズメダイだ。

▽枝状サンゴの中にいるアツクチスズメダイ

atu-001.jpgアツクチスズメダイは枝状サンゴの中に縄張りを持ち、同じ食性の魚が来ると追い払うほど気が強い。しかし警戒心も強く、接近しての撮影は難しい。

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2012年01月12日

並はスゴイ!

並とは普通とか、良くも悪くもないということだが、魚ではナミスズメダイ、ナミハタ、ナミウツボ、ナミフエダイなどがナミと付く。ナミスズメダイ以外はさほど普通ではない。

▽内湾のサンゴ礁で多く見られる(奄美大島)

nami-001.jpgナミスズメダイは、サンゴ礁域ではどこでも見られるほど生息数が多い。特に流れがなく穏やかな海域でよく見られる。

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2012年01月02日

辰年にちなんで

明けましておめでとうございます。辰年ということで、タツがつく魚を集めてみた。

▽ハナタツ

tatu-001.jpgまずはタツノオトシゴの仲間ハナタツ。西伊豆の土肥で撮影。

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2011年12月31日

2011年を振り返って

今年もいろいろな魚の行動を観察・撮影した。振り返ってみて、印象深かったものを取り上げてみたい。

▽黒くなって求愛するギンガメアジ。2ペアになった

usa-0001.jpgインドネシアのコモド諸島で、ギンガメアジの求愛を観察した。真っ黒な婚姻色になったオスがメスを追いかけ、意気投合すると併泳する。これまでも撮影していたが、今回は2ペアになったところが撮れた。

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2011年11月16日

ハコフグについて

半月ほど前、上野のスーパーでフグの有毒な部分を取り除かないで販売していたとして、ニュースになった。都条例では、フグの調理免許を持つ人が調理したものでなければ販売してはならないという。

▽ニュースではハコフグの肝臓は猛毒と

hako-0001.JPGところが、フグはフグでもハコフグとのこと。ハコフグは皮膚は有毒だが、肉や内臓は無毒と図鑑には書かれているうえ、有毒魚図鑑にも載っていない。長崎県ではハコフグの内臓と味噌を混ぜて焼く郷土料理もあるくらいだ。

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2011年11月06日

晩夏の奄美(最終回)

今月2日、奄美南部が豪雨に見舞われた。マリンステイション奄美がある瀬戸内町も土砂崩れなど、かなりの被害が出たという。少しずつ復旧しているようだが、被害に遭われた地域のみなさん、お見舞い申し上げます。

▽TUSAのBCとマスクで自分撮り

ama-111029.jpg今回奄美では撮影以外に、器材のテストも行った。マスクやスノーケルを提供していただいているTUSAブランドの(株)タバタさんから新たにBCとマスクを提供されたからだ。

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2011年11月04日

晩夏の奄美(5)

奄美の海の中は、まだ夏の賑わいがあった。海中に射し込む光も、力強さが感じられた。

▽根の上に群れるキンメモドキ

ama-111024.jpg根にはキンメモドキやスカシテンジクダイなどが群れていた。

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2011年11月02日

晩夏の奄美(4)

オニヒトデの食害で打撃を受けた奄美のサンゴだが、今は復活しつつある。

▽復活しつつあるサンゴ

ama-111019.jpg特に浅くて潮当たりがよいところはかなり生育している。

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2011年10月30日

晩夏の奄美(3)

幼魚も多く見られた。幼魚は体色や斑紋が派手で、成魚とは同種と思えぬほど異なる場合がよくある。

▽カンムリベラの幼魚

ama-111014.jpg派手なので目立ってしまうのではと思うが、大切な目を惑わすような模様になっていることが多いので、大丈夫なのだろう。

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2011年10月29日

晩夏の奄美(2)

今回の奄美は風もなく、穏やかな日が続いた。水温は26℃台で、5mmのワンピースでも寒さは感じられなかった。

▽波打ち際から見た「マリンステイション奄美」

ama-111007.jpg最も穏やかなときに、外洋のポイントにも行った。

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2011年10月27日

晩夏の奄美(1)

20日から26日まで奄美に行っていた。まだ暑く、晩夏という言葉がふさわしい気候。

▽ホテルから加計呂麻島を望む。今回は連日晴れ

ama-111001.jpg1年前の10月20日は豪雨に見舞われた日。名瀬で足止めをくい、目的地に行けずに東京へ引き返した苦い思い出がある。くしくも同じ日に奄美に渡るとは…

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2011年08月17日

残暑お見舞い!第二弾

まだまだ暑い日が続いているので、残暑お見舞いの第二弾。今回も涼しく感じるブルーを基調にした写真を集めた。

▽砂地にコブヒトデ。マレーシア・ポンポン島

natu-001.jpg波打ち際の砂地にコブヒトデがあったので、ポイントに入れた。


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2011年08月12日

残暑お見舞い!

暑い日が続いていますが、みなさんお元気でしょうか? 写真を見て少しでも涼しくなっていただきたいと思い、そのような写真を集めてみました。

▽小魚を狙うハナミノカサゴ(柏島)

zans-001.jpg涼しげなのは、やはり清涼感のあるブルーを基調にした写真ではないだろうか。

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2011年07月18日

道具を使う魚 !?

『ナショナルジオグラフィック』のメールマガジンに「豪州で発見、道具を使う初の野生魚」という記事があった。

▽内湾性のシロクラベラ(奄美大島)

siro-001.jpgその魚とは、ベラ科のシロクラベラ。日本にも分布しているが、あまり見かけない。どちらかというと、日本では内湾性の魚のようだ。全長70cmに達するが、日本で見られるのは約40cm。

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2011年07月04日

続・台風の奄美へ

今回の奄美は台風の影響もあり、8本しか潜れなかった。しかも全部ミステリーサークル目的だったため、他の写真はほとんど撮れなかった。

▽すっかり穏やかに(6月28日午後1時)

ama-1166.jpg減圧や安全停止のとき、良い被写体が見つかったらシャッターを押したという程度だ。

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2011年07月03日

台風の奄美へ

24日奄美に出発した。梅雨明けのはずが、それどころか台風5号の接近で、海は荒れ模様。ダイビングボートは入江に避難させていた。

▽到着した日の空模様。台風5号が接近中

ama-11061.jpgこうなれば覚悟を決めるしかない。台風は26日夜に奄美南部から遠のいたものの、なぜか風は一向におさまらない。

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2011年06月23日

梅雨明けの奄美へ

明日から奄美に行く。先月に行ったときは梅雨の真っ盛りで、おまけに台風までやってきた。

▽大島海峡の夕焼け

DSC_00001.jpg今回は梅雨明けしているので、好天が期待できる。前に宣言したとおり、最大の目的は…

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2011年06月14日

奄美・魅惑の魚たち(最終回)

今回遭遇した台風4号は、風は強かったわりには波はそれほど高くならなかった。通常台風が去ったあとは珍しい魚が出現するものだが、波が高くならなかったせいか見られなかった。

▽サンゴとタテジマキンチャクダイの若魚

ama-110535.jpg台風は予報よりもだいぶ速く通り過ぎたので、すぐに天候は回復した。だが潜ってみると、濁りという置き土産があった。浅い海域に砂地が多いせいもあるようだ。

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2011年06月12日

奄美・魅惑の魚たち(6)

この時季はナミスズメダイやクラカオスズメダイなどが卵を守っているはずだが、水温が低かったせいか、あまり見られなかった。

▽産卵中のクラカオスズメダイ

ama-110529.jpgそんな折に出会ったのが、クラカオスズメダイの産卵だ。今なら水温が少し上がっているので、産卵や卵を守っている場面があちこちで見られることだろう。

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2011年06月11日

奄美・魅惑の魚たち(5)

流れが強くなるが、興味深い魚が多い黒崎西というポイントに行く。水深25mにピグミーシーホースがいるという。そこへ行く前に、昔から観察・撮影していたイソバナを見た。だいぶ大きくなって一安心。

▽現在のリュウキュウイソバナ('11年5月)

ama-110524.jpgというのは、10数年前から観察しているが、一時期ダイバー(おそらく)や船のアンカーなどで折られて小さくなったからだ。

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2011年06月08日

奄美・魅惑の魚たち(4)

ハチマキダテハゼのオスと思われる個体が、体色を少し変えて巣穴から離れたところにいた。その先には別の個体がいて、何かコミュニケーションを取っている。

▽ハチマキダテハゼのペア。右がオス

ama-110518.jpgしばらくすると巣穴に戻ったが、そこにはメスと思われる個体が待っていた。離れたところにいたのは、おそらく繁殖相手がいないメスだったのだろう。

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2011年06月06日

奄美・魅惑の魚たち(3)

奄美で出会えるクマノミ類は5種。そのうちクマノミは通年産卵している。今回も卵を世話している場面を何度も観察できた。

▽決まった所に産卵し、世話をするクマノミ

ama-110512.jpgこのポイントのクマノミは、いつも同じ場所に卵を産み付ける。そのうえ産卵回数も多いようで、大抵卵を見ることができる。

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2011年06月05日

奄美・魅惑の魚たち(2)

メスとオスの中間の色合いをしているスミレナガハナダイ。以前も取り上げたことがあるが、今回も観察してみた。前も単独だったが、いまだここには同種はいない。

▽ひと月前と変わっていないスミレナガハナダイ

ama-11057.jpg1ヶ月ぶりの対面だったが、体色も性格も変わっていなかった。相変わらず警戒心が強く、すぐに岩陰に隠れてしまう。いつまでこのままでいるのだろうか。

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2011年06月03日

奄美・魅惑の魚たち(1)

奄美で撮影してきた。今回は梅雨の最中、台風2号までもが襲来。天候的にはイマイチだったが、波はさほど高くならなかった。

▽台風2号が接近中。サーファーが集う

ama-11051.jpg水温は23℃台で、例年とほぼ同じ。24℃を超えると魚類の繁殖行動が最盛期を迎えるのだが、その手前という状況だった。

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2011年05月23日

奄美・ベストショットキャンペーン

14日より「マリンステイション奄美」で開催中のベストショットキャンペーン。期間中にフォトクリニックを行うため、27日に出発する予定でいた。しかし諸事情により、明日24日出発して6月2日まで滞在ということになった。

▽キャンペーン用チラシ

best-0001.jpgこれがキャンペーンのチラシだが、手違いでずいぶん若いときの顔写真が使用された。サギと思われても困るので、現在の写真を加えたのが左!

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2011年05月13日

SSP展と奄美キャンペーン

日本自然科学写真協会主催(後援・環境省)のSSP展が5月13日〜19日、東京・赤坂の富士フィルムフォトサロンで開催される。日本自然科学写真協会(SSP)は自然科学の各分野の写真家が集まった団体で、今回のSSP展では150名(150点)が出品している。

▽第32回SSP展の案内状

P1060352.JPG水中写真は14作品が出品されている。このSSP展は今回32回目。また、東京展を皮切りに大阪、京都、長野など10ヶ所を1年間かけて巡回展示される。

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2011年05月07日

ユニセックスな魚たち

スミレナガハナダイの主な生息場所は、外洋のドロップオフ。オスが数尾のメスを従えるハレムを形成する。オスの体色は赤紫で、ピンクの四角い模様がある。メスは全体が明るいオレンジ色。オスが姿を消すとメスが性転換する。

▽中間的な色合いのスミレナガハナダイ

ama_11041.jpg今回奄美のあるポイントで、体色がオスとメスの中間の個体がいた。周辺には同種はいない。なだらかな地形で、なおかつライバルのオスがいない場合、しばしばこのような体色の個体が出現する。

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2011年05月04日

始まっていた繁殖期

今回は先述したように、コブシメの繁殖を撮影したいと思って奄美に行った。コブシメは見ることができたものの、産卵は残念ながら見ることができなかった。

▽コブシメのオス。メスと一緒にいたが、離れて見回りする

DSC_54431.jpg水温は約21℃だったが、水温がかかわっているのだろうか。コブシメはダメだったが、魚では求愛や産卵を行っているものもいて、すでに繁殖期は始まっていた。

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2011年05月02日

トサとヤイトの不思議な関係

奄美南部でトサヤッコとヤイトヤッコが同時に見られるポイントがある。外洋に近いので荒れやすく、潮流も強くなるところなので必ず潜れるわけではないのが難点でもある。今回は2回潜れた。

▽トサヤッコのオス(写真はすべて'11年4月撮影)

DSC_11045501.jpg1996年からこのポイントに潜るたび、トサヤッコとヤイトヤッコの社会構成を記録し始めた。両種の特徴は、それぞれのオスが数尾のメスを従えるハレムを構成し、また、メスがオスに性転換する。互いに縄張りがあり、侵入することはまずない。

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2011年04月29日

なぜか惹かれる魚群

今回の奄美は、コブシメの繁殖が撮影の目的だったが、まだ早かったようだ。産卵は始まっていたものの、滞在中は見られなかった。

▽ムレハタタテダイの群れ

DSC_3928.jpg自然相手なので、このようなことはしばしば。素早く切換えることが肝心だ。外洋のポインで潜り、安全停止をしているときにムレハタタテダイが現れた。5〜6mを維持しての撮影は、何とももどかしい。

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2011年04月27日

なぜ? サンゴの白化

奄美に行っていた。水温は21℃。思ったより上がっていない。でも驚いた。白化しているサンゴがあったのだ。

▽白化していたイボハダハナヤサイサンゴ

DSC_3914.jpgサンゴが白化する主な要因は、海水温が約30℃以上長く続いた場合と、オニヒトデによる食害の場合である。

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2011年04月18日

意外なクリーナー(マナベベラの巻)

ベラ科のマナベベラも幼魚期はクリーニングを行う。多くのベラ類は幼魚期にはクリーニングする習性があるので、意外とはいえないかもしれないが、知られているわりには気づきにくいので登場させることにした。

▽マナベベラの成魚(オス)。枠内が幼魚(慶良間)

ma-01.jpgマナベベラの幼魚は白と黒の縞模様で、成長すると縞が消えてこげ茶色になる。クリーニングを行うのは全長3cmくらいまでで、それ以上になるとしなくなる。ちなみに成魚はサンゴのポリプを主食にしている

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2011年04月16日

意外なクリーナー(ノコギリヨウジの巻)

ヨウジウオ科のノコギリヨウジもクリーニングをする。ただし、そんなに熱心ではないので、必ずというわけではない。

▽ノコギリヨウジ。'10年、奄美大島

you_1202.jpgノコギリヨウジはヒバシヨウジと混同されていたが、'75年にヒバシヨウジの亜種として記載された。だが6年後に別種であることがわかり、Doryrhamphus japonicusという学名が付けられた、という経緯がある。当時は日本固有種だったが、現在は台湾でも生息が確認されている。

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2011年03月10日

奄美で水中撮影(最終回)

今回は南東の風が強いときがあったものの、天気はおおむね良かったので毎日ダイビングできた。

▽すっかりこのポイントの顔になったモヨウフグ

ama_3717.jpgあるポイントに行くと、必ず大きなモヨウフグが見られる。砂地に着底していることが多いが、中層に浮かんでいるときもある。

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2011年03月07日

奄美で水中撮影(5)

この時季、魚類の繁殖生態に関してはあまり期待できないが、クリーニングは季節に関係なく見られる。

▽ノコギリハギのオスをクリーニングするホンソメワケベラ

ama_1102764.jpgホンソメワケベラやソリハシコモンエビなどのクリーナーは、それぞれのクリーニングステーションで大活躍?していた。

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2011年03月05日

奄美で水中撮影(4)

今回、ノコギリハギをけっこう見かけた。それも複数で。シマキンチャクフグに擬態することで知られるノコギリハギだけに、本当にそっくりだ。

▽イソバナのそばが好きなノコギリハギ

ama_1102605.jpgリュウキュウイソバナのそばには、必ずといってよいほどノコギリハギがいる。エサがあるのだろう。今回は6尾もいた。

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2011年03月03日

奄美で水中撮影(3)

今回、「マリンステイション奄美」に到着したら、ダイビングの女性スタッフ川口まどか(M.K)がうろたえている。写真をやれと言われたとか。せっかくきれいな海でダイビングしているのだから、写真を撮って奄美をPRしろと、業務命令が下ったらしい。

▽ビーチのそばにあるマリンステイション奄美

amami-1102103.JPGとはいえ、水中はおろか、陸上でも写真など撮ったことがないというM.K。渡された取扱説明書を読んでいても、わからない専門用語がずらり…

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2011年03月02日

奄美で水中撮影(2)

レアな魚に出会うのも、ダイビングの楽しみ。今回ヒットだったのがアデウツボ。奄美では確か二度目。他の海では高知県・柏島で出会ったのみ。

▽超レアなアデウツボ

ama_1102727.jpgアデウツボは顔の辺りが紫色がかっていて、細かな白い斑点がある。そして最大の特徴が口…

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2011年02月28日

奄美で水中撮影(1)

奄美で1週間過ごしてきた。目的はもちろん水中撮影。前回豪雨に見舞われ、引き返すハメになったが、今回はまぁまぁの天気で毎日ダイビングできた。

▽部屋からの眺め。2月23日午前9時撮影

ama_11025.jpgとはいえ、変わりやすいのが奄美の天気。快晴に大喜びしていても、急に厚い雲に覆われるということもしばしば。またその逆もあり、奄美の天気はなかなか読めない。

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2011年02月20日

ツキチョウの分布

現在発売中の『月刊ダイバー』3月号で、葉山の海を紹介したページがあった。古見きゅう氏の「葉山見聞録」だ。その中にツキチョウチョウウオの成魚の写真も載っていて、「葉山では初。国内では珍しい」とのコメントが。

▽ツキチョウチョウウオ。'92年10月柏島で撮影

tuki-007.jpg確かにそうなのだが、おそらく葉山は北限になるので、もっと大きく扱って欲しかったと思うのだ。

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2010年12月22日

今年を振り返って(上半期)

今年も残り少なくなった。年末・年始は沖縄の座間味島で過ごすことが恒例になっているが…その前に今年もいろいろな海に行ったので、振り返ってみることに。

▽性転換したてのヒレナガヤッコのオス

kera_1300.jpg上半期は座間味、奄美、ニューカレドニアなどでダイビングしたが、奄美には3回行った。では、これらの海で出会った印象深かった出来事を取り上げることにしよう。まずは座間味で撮影したヒレナガヤッコのオス。よく見たら、まだ完全ではない。オスになりたてだった。

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2010年11月20日

ウミガメの見分け方

昔は日本でウミガメを撮影するのはとても困難だった。最近は保護活動のお陰か、ずいぶん数が増えて警戒心もなくなり、触れるくらいに近づいても平気になった。

▽警戒心がないアオウミガメ(慶良間)

aozama_1410.jpg日本近海で出会うウミガメは、アオウミガメ、タイマイ、アカウミガメの3種がほとんど。これらは食性や分布が若干違う。また、背面の甲羅の形や配列も異なるが、覚えるのが大変。簡単な見分け方は、甲羅の後ろ側の縁と顔つきだ。

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2010年10月22日

ゲリラ豪雨の奄美で

奄美から帰ってきた。逃げ帰ってきた、というほうが正しい。20日羽田から奄美への直行便で奄美空港に着いたときは、雨は降っていたものの、悪夢に変わるとは思ってもいなかった。

▽南海日日新聞21日朝刊

ama-1050540.JPG迎えてくれたMさんと車で空港を出て、途中昼食を食べているとき、住用が冠水で通行止めという情報が。名瀬で時間をつぶしている間に通れるだろうと、タカをくくっていた。

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2010年08月28日

8月の奄美(番外編)

トサヤッコとヤイトヤッコが生息する三角岩というポイントに、ようやく潜れたのはダイビング最終日の1日前だった。

▽トサヤッコのオス

ama_100213.jpg外洋に面しているので荒れやすく、潮流も強くなることが多いので、機会は少ない。

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2010年08月27日

8月の奄美(生態編)

8月は繁殖期でもあるので、求愛や産卵など繁殖に関する行動も観察・撮影できた。

▽赤っぽい個体も後から泳いできた

ama_1008212.jpgある魚を撮っているとき、黒いオオモンカエルアンコウが泳いできて、目の前の岩に着底した。泳ぐんだ、と思っていたら、今度は赤っぽい個体が追いかけてきた。

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2010年08月25日

8月の奄美(幼魚編)

今回の奄美も幼魚はよく見られた。特に目に付いたのはヒレナガスズメダイの幼魚、ヘラルドコガネヤッコの幼魚などだった。奄美で繁殖したものもいるだろうが、もっと南の海から仔魚が流されてきたものもいるに違いない。

▽デバスズメダイに交じるナンヨウハギの幼魚

ama_10082278.jpgデバスズメダイの住むサンゴに、ナンヨウハギの幼魚が1尾だけいた。異なる種の中にいるのはどんな気持ちなのだろう。

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2010年08月23日

8月の奄美(風景編)

真夏なので、海はベタナギかと期待していたのだが、いつも風があって波静かな日は少なかった。水面に写るサンゴ礁も撮りたいと思っていたが、ついに撮れなかった。

▽比較的波静かなときに撮った半水面

ama_1008115.jpg半水面の撮影ももっとやりたかったのだが、チャンスは一度しかなかった。

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2010年08月22日

8月の奄美(人物編)

奄美で撮影してきた。お世話になったのは、いつもの「マリンステイション奄美」。8月は混雑しているという先入観があったため、これまではこの時期あまり行かなかった。

▽ホテル前のビーチ。対岸は加計呂麻島

ama_100827.jpg当然だが、海水浴の家族連れが大部分を占めているほか、ギャルの姿もあり、いつもとは違った雰囲気。ダイバーは少なく、意外な感じだった。

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2010年08月13日

偉大なニセモノ!?

ホンソメワケベラの擬態で知られるニセクロスジギンポ。習性なども興味深いので、見つけると必ず撮影するようにしている。

▽珍しく背ビレを開いたニセクロスジギンポ(沖縄)

nise-002.jpgホンソメワケベラとの違いは口の位置や背ビレの大きさだが、背ビレはめったに立てないので区別するのは難しい。ただ慣れてくると泳ぐ雰囲気が異なるので、わかるようになる。

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2010年07月05日

6月の奄美の海(最終回)

奄美の最終回は、これまでのテーマからはずれてしまった画像を載せてみたい。

▽ハナミノカサゴとダイバー

ama_10064646.jpgまずはハナミノカサゴ。あまり逃げないことや大きさ的にも誰からも好まれる被写体。ワイドレンズで遠近感を強調してみた。

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2010年06月30日

6月の奄美の海(6)

卵を守っている魚の姿もたくさん見られた。クマノミ類など、海底のどこかに産卵するスズメダイ科が多かったが、当然かもしれない。

▽根に住むクマノミ。産卵はいつも同じ場所

ama_10064686.jpg根に住むクマノミの所に真っ赤な卵があった。このクマノミはいつも同じ所に産卵する。もっと守りやすい所があると思うのだが、なぜか一番外側の出っ張りに産む。一昨日はなかったので、昨日か今日産んだようだ。

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2010年06月28日

6月の奄美の海(5)

産卵中の魚も数種観察できたが、やはりスズメダイ類がほとんど。特にミツボシクロスズメダイはあちこちで産んでいて、繁殖力の強さを見せつけられた。

▽目玉模様があるニセネッタイスズメダイの成魚

ama_1006781.jpg内湾のポイントに、成魚にもかかわらず、背ビレに目玉模様があるニセネッタイスズメダイがいた。通常目玉模様があるのは幼魚のみで、成魚にはない。このことは、ニューカレドニアの回でも書いている。


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2010年06月26日

6月の奄美の海(4)

6月の奄美は魚類の繁殖期に当たるため、ペアを多く見かけたり、求愛、産卵などの繁殖行動もずいぶん観察できた。

▽ニシキフウライウオのメスと右隣にいるオス

ama_1006243.jpgウミカラマツにニシキフウライウオがいた。大きさは約12cmでメスだ。撮影していたら、小さくて黒っぽい個体が画面に入ってきて、メスに寄り添った。気づかなかったが、ペアだったのだ。

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2010年06月24日

6月の奄美の海(3)

奄美大島の魚類相は実におもしろい。レンテンヤッコやハコフグ、タカノハダイなど温帯域の魚が生息しているかと思えば、日本ではめったに見られないヤスジチョウチョウウオが数多くいたりする。

▽ヤスジチョウチョウウオの未成魚

ama_1006888.jpgまた、ネオンテンジクダイやクロリボンスズメダイなどのように、日本では八重山諸島以外あまり見られない魚も多く生息しているのだ。

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2010年06月22日

6月の奄美の海(2)

今回の奄美では、幼魚の姿がたくさん目についた。この海域で卵からふ化したのか、それとももっと南から流されてきたのか定かでないが、いずれにしてもここで成長していくに違いない。

▽初夏の風物詩のキンメモドキ

DSC_0592.jpg根を覆うように群れるキンメモドキも、まだ幼魚というサイズだ。これから少しずつ大きくなっていくが、天敵によって数は減ってくる。

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2010年06月21日

6月の奄美の海(1)

奄美は予想どおり梅雨空だった。一日中雨というのはなかったものの、降ったりやんだりが多く、ごくまれに日が差すこともあった。強風の日も多かったが、そこは内湾がある奄美南部。静かなポイントを探して毎日潜ることができた。

▽尾ビレの模様が美しいヤノダテハゼ

ama_1006901.jpg海の中は求愛&産卵ラッシュで、さまざまな生態が観察・撮影できた。まだ画像の整理が途中なので、とりあえず今回は共生ハゼ。まずはヤノダテハゼ。きれいな尾ビレが特長。

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2010年06月10日

キャンペーン奄美

明日奄美に出発する。今月1日から開催されている「マリンステイション奄美」主催の「得するダイビングキャンペーン」一環のため。

▽部屋からの眺め。対岸は加計呂麻島

ama-10040917.jpg今は梅雨の真っ只中なので、好天は期待薄だが、この時期は魚類の繁殖期でもあるので、おもしろい生態が見られそうだ。

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2010年06月09日

ニューカレドニア紀行(最終回)

魚には同種にもかかわらず、体色や模様が異なることがある。海域によって異なる場合を地域変異というが、そのような魚も数種見つけた。

▽ミスジスズメダイ。黒の部分が多い

new_0476.jpgまずはミスジスズメダイ。ニューカレドニアで出会ったものは、腹ビレと尻ビレまで黒帯が下りている。おまけに尾ビレの先もやや黒いので、ミスジというより「ミスジ半」だ。

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2010年05月15日

晩春の奄美(最終回)

ダイビング最終日に、水産高校の生徒がやってきた。練習船で古仁屋まで来て、1日だけシーカヤックやダイビングを「マリンステイション奄美」で行うとか。本当は2日間だったが、前日は船酔いでダウンしたらしい。

▽水産高校の生徒半数がダイビングに出発

ama1040905.jpg生徒は20数名で、半分に分かれて午前と午後交代して行うので、全員がシーカヤックとダイビングが楽しめる。

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2010年05月12日

晩春の奄美(4)

ある日朝食を終え、部屋で出発の準備をしながらふと窓の外を見ると、さっきまで晴れていたのに視界が悪くなっている。霧が発生というか、加計呂間島のほうからどんどん流れてきて、あっという間に対岸が見えなくなてしまった。

▽加計呂間島方面から霧に包まれたホテルを望む

amaan_0005.jpg年に何度かこのようなことがあると思うが、ずいぶん奄美に通っているけども濃霧を目にしたのはこれで二度目。1本目を潜るときにもまだおさまってなかった。

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2010年05月10日

晩春の奄美(3)

今回はおおむね天気は良かったのだが、風が強い日もあったので、毎日が穏やかということではなかった。そんな中、わりと穏やかな日に、ゲストのリクエストもあって外洋のポイントに行った。

▽イルカ出現! ボートの前で競うように進む

ama1040891.jpg途中、クジラでも見れればいいかな、なんていっていたら、イルカが現れた。それもたくさん。

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2010年05月07日

晩春の奄美(2)

今回の撮影目的はコブシメだが、産卵ポイントに毎回出現するわけではない。時間帯や潮も関係ないようで、コブシメに関してはさっぱり理由がわからない。気まぐれというしかない。

▽真っ赤な卵とクマノミ。気が弱くて逃げてしまう

ama_104740.jpgそんなわけで、現れないときは別のものを撮影した。前回書いたように、水温が低かったので繁殖に関してはさほど期待していなかった。だが、クロホシイシモチやキンセンイシモチはは早くもペアになって今にも産卵、という感じになっていた。

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2010年04月28日

晩春の奄美(1)

パソコンの調子が悪かったため、ずいぶん空いてしまったことをお詫びします。
しばらく海に行ってないと、「潜りたい病」が再発する。今ごろはあの魚、あの生物が繁殖しているのでは…と気が気ではない。今のシーズン、沖縄や奄美ではコブシメの繁殖が最盛期を迎えているはず。ということで、先月下旬奄美に行ってきた。

▽ホテルからの眺め。帰る日はいつも好天

amakobu10426.JPG潜って驚いた。2月下旬に潜ったときと同じ水温で21℃台。奄美に限らず、このところ日本近海の水温は低いらしい。原因はよくわからないが、全国的な異常気象と無関係ではないだろう。確かに奄美滞在中も、寒暖の差が激しかった。

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2010年03月13日

50日ぶりの奄美(最終回)

ダイビング最終日は、いちばん好きなポイントに入った。流れが強くなることが多かったり、南風が吹くと荒れるので今回初めて。

▽20数m付近の光景。15m付近にトサヤッコがいる

ama_096-1.jpgエントリーしたとたん、クジラの鳴き声が聞こえてきた。潜っている間はずっと聞こえていたが、それほど近くではない。寄り道をしてからトサヤッコのいる場所に移動したら、なんとヤイトヤッコも一緒にいる!

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2010年03月11日

50日ぶりの奄美(4)

今回の奄美の水温は約21℃。昔はこの時期に20℃を切ったこともあると思うが、最近は概ねこの水温だ。そして1年で最も低い時期といえる。

▽いつも近くにいるオグロベラのオス(左)とメス

ama_3056.jpg水温が低いと魚類の繁殖はさほど活発ではないが、一部のベラ類やブダイ類は求愛している姿が見られた。

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2010年03月08日

50日ぶりの奄美(3)

2月末日の3本目に潜ったポイントは奄美を代表する所。砂地にある根にはハタンポやヨスジフエダイ、クマノミ、オトメベラ、ユカタハタなどおなじみの魚が見られる。

▽根に住み着いてるヨスジフエダイの若魚

ama_102-006.jpg安全停止を終えてボートに戻る途中、漂うゴミのような魚を見つけた。3cmくらいで細長い。撮影したが、揺れるのでピントが合わない。もしかしたらと、手づかみしたら捕えることができた。

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2010年03月06日

50日ぶりの奄美(2)

大島海峡の奥にあるポイントにも行った。いわゆる内海で、独特の生態系が見られる。やや濁っているものの、流れもなく穏やかなので、ストレスを感じることなく撮影に集中できる。

▽サンゴがひしめく内湾のポイント

ama_103-001.jpgサンゴの群落もあり、シリキルリスズメダイやキイロサンゴハゼ、ネオンテンジクダイなど内湾性の魚が多く生息している。

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2010年03月04日

50日ぶりの奄美(1)

奄美に行っていた。特に何を撮ろうという目的はなかったが、魚たちはいつも予期せぬドラマを見せてくれる。

▽左奥にメスが住むイソギンチャクが('09年12月)

ama_1688.jpg昨年12月にクマノミのオスとメスが1尾ずつになったイソギンチャクがあった。その距離はたったの4m。どうしても意識してしまう近さだ。

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2009年12月24日

'09年を振り返って

今年もあとわずか。年末・年始は座間味でダイビングしながら過ごす予定だが、その前に今年を振り返ってみた。例年に比べて海外が多かった。インドネシア・ラジャアンパット、紅海、インドネシア・コモド諸島、タイ・アンダマン海、そしてダイビングではないが、ケアンズ〜ラバウル〜横浜まで「ピースボート」の船旅をした。

▽アオウミガメをつつくセナスジベラ

zamami-022.jpgでは今年撮影した印象深い写真を……。最初は慶良間のウミガメ。セナスジベラがカメの首をつついたら、カメが気持ち良さそうな表情をした。このベラがクリーニングするのは初めて見たので、強烈な印象だった。

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奄美の海中(最終回)

最終回は黒崎東というポイントで締めくくりたい。ブイの下は水深5〜6mで、沖に向かって斜面になっている。水深20m付近で緩やかな砂地に変わる。

▽ところどころに鮮やかなヤギ類が見られる

kuro_1727.JPG砂地にはハゼ類やジョーフィッシュが生息し、小さな根には色鮮やかなヤギ類、ウミカラマツなどが付着している。

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2009年12月23日

奄美の海中(5)

今回は呑ノ浦というポイント。大島海峡の中にあり、古仁屋の街の対岸に位置している。内湾なので水はいつも濁り気味ではある。

▽水面に向かって伸びるスギノキミドリイシ

DSC_1758.JPGサンゴの形状を見れば、海の状況がある程度わかる。波浪も流れもなく穏やかな海では、サンゴは枝状になって水面に向かって伸びることができるのだ。

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2009年12月21日

奄美の海中(4)

13日は特別天気が良かったので、外海に行った。加計呂間島の反対側にある、奄美ホ−ルというポイントだ。地形の変化が楽しめるほか、場合によっては大物が現れる。

▽水面から出ている岩がポイントの頂上

P1040526.JPGまた、深い所にはアケボノハゼ、ピグミーシーホースなど珍しい魚が生息している。ゆっくりと移動しながら観察したら、トサヤッコ、ヒレナガヤッコ、スミレナガハナダイなどが見られた。

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2009年12月19日

奄美の海中(3)

安脚場(あんきゃば)も奄美南部を代表するポイント。流れがほとんどないので、撮影しやすい。ブイの下は砂地が広がっている。

▽ヒレを広げて威嚇するヒメオニオコゼ

DSC_1764.JPG何の変哲もない砂地なのだが、過去にはミナミウシノシタ、コンゴウフグ、ヒレナガネジリンボウ、オオウミウマなど珍しい魚が出現した。今回はヒメオニオコゼがいた。

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2009年12月18日

奄美の海中(2)

前回は「嘉鉄」を話題にしたので、今回は「赤崎」というポイントで。このポイントは1年前くらいからよく行くようになった。浅瀬から沖に向かって斜面になり、水深20mくらいで砂地に代わる。

▽見事なリュウキュウイソバナ

DSC_2560.JPG砂地には珍しいハゼ類が多く生息するが、この時期はあまり姿を見せない。斜面にはところどころにリュウキュウイソバナが見られ、今回はヘコアユが潜んでいた。

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2009年12月16日

奄美の海中(1)

昨夜、奄美大島から帰ってきた。12月にしては天気も良くて暖かく、海も穏やかだった。

▽部屋からの眺め。大島海峡の向こうは加計呂間島

DSC_1737.jpgこの時期はダイビングのお客さんは少ないので、希望どおりのポイントに潜らせてもらった。

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2009年11月10日

山吹色のスズメダイ

ヤマブキスズメダイを見ると、ついレンズを向けてしまう。色がきれいでヒレを広げたときの形に魅せられるのだが、長年通っている沖縄・慶良間諸島には少ないので、反動なのかもしれない。

▽ヒレを広げると魅力が倍増のヤマブキスズメダイ(奄美)

DSC_0150_1.jpg生息場所はドロップオフの壁付近で、近くにヤギ類、イソバナ類、ウミカラマツ類などソフトコーラルがあることが条件になる。というのも、繁殖のときはそれらを利用するからで、場合によっては隠れ家にもなるからだ。

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2009年10月23日

奄美フィッシュウォッチングの旅(最終回)

沖縄など他の海域では稀種といわれる魚でも、奄美ではよく見られるというのがけっこうある。ヤスジチョウチョウウオのような内湾性の魚は別にして、それ以外でも沖縄などと比べるとなぜか生息数が多いという魚が存在する。

▽きれいな色合いのセナキルリスズメダイ

DSC_0260.jpgまず筆頭に挙げることができるのは、セナキルリスズメダイだろう。鮮やかなブルーと黄色のコントラストが美しいスズメダイだ。

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2009年10月22日

奄美フィッシュウォッチングの旅(4)

奄美大島と加計呂間島の間の大島海峡は、複雑な海岸線のため大きな入江がたくさんある。穏やかなことはもちろん、独特の生態系が見られておもしろい。

▽ニュウドウダテハゼ。全長18cmにもなる大型種

irie_0514.jpg場所によっては軟泥の海底の所もあり、透明度は良くないものの、そうした環境に適応した魚類がたくさん生息している。とりわけ多いのはハゼ類で、その中でもこのニュウドウダテハゼは代表的な種。

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2009年10月20日

奄美フィッシュウォッチングの旅(3)

今回の奄美では幼魚も多く見られた。大部分の魚は夏に繁殖するので、ちょうど幼魚が出現して目につく時期なのだろう。

▽人気抜群のミナミハコフグの幼魚

DSC_0353.jpg一般的に幼魚はダイバーに人気があるものだが、中でも誰もが可愛いと認めるのがこのミナミハコフグだ。口元や泳ぎ方が可愛らしいので、惹かれるらしい。

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2009年10月17日

奄美フィッシュウォッチングの旅(2)

今回奄美の水温は約27℃。まだ魚類の繁殖期は終っていない。その証に,ベラ類やブダイ類の求愛や産卵が観察できた。海中に卵を産みっ放しにするこれらの魚の撮影は困難だが、海底のどこかに産み付けるタイプの魚なら、観察も撮影もしやすい。

▽産卵1〜2日後の卵を世話するハナビラクマノミ

amami_0325.jpgそのような観点では、スズメダイ科が最もポピュラーで手ごろな魚だ。その代表がクマノミ類。わりあい卵が大きいのでわかりやすい。

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2009年10月15日

奄美フィッシュウォッチングの旅(1)

台風18号が上陸した8日、奄美大島に行った。てっきり欠航かと覚悟を決めていたが、90分遅れただけで無事奄美に。ラッキーだった。

▽穏やかな大島海峡

P1040315.jpg台風が近くを通ったということさえわからないほど奄美は快晴で、海も穏やか。水が多少濁っていたことと、大きな砂紋が18号の置き土産だ。今回もいろいろ撮影できた。

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2009年07月05日

海の調教師

奄美のダイビングサービス「マリンステイション奄美」のメインガイドTは、ウミウシに詳しく写真も上手だが、生きものを手なづけることも得意だ。

▽ガイドのTが何かをしていた

DSC_0605.jpg先月もあるポイントの斜面で潜っているとき、下のほうでTが何かをしていた。お客さんはカメラを構えていたので、気になって近づいた。すると…

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2009年07月02日

奄美のクマノミたち

繁殖期ということもあり、今回も卵を世話しているクマノミ類が多かった。まずはクマノミ。

▽根を覆うキンメモドキ

DSC_0668.jpg砂地にポツンとある根は、キンメモドキの群れが覆っていて、何もかも隠している。確かこのあたりにクマノミがいたはず、と魚群を払いのける。


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2009年06月30日

奄美から神戸、そしてまた奄美

エラー続きで更新がだいぶ遅れてしまった。どうやらパソコンのせいらしい。

▽会場の原田の森ギャラリー

koube-6.JPG17日に奄美をあとにし、一旦東京に戻ってから20日には神戸に向かった。兵庫県立美術館 原田の森ギャラリーで写真展『海で逢いたい』が行われていて、20日4時からのレセプションに出席することになっていたから。

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2009年06月19日

奄美のダイビングフェスタ(その2)

今回の奄美は、天気はイマイチだったが、水はきれいだった。どこを潜っても、いつもより遠くまで見通せて気持ち良かった。

▽出発前に参加者のみなさんと

difes-1.JPG6月のダイビングフェスタとしては参加者が少なかったけれど、アットホームな感じでのんびり潜れたのではないだろうか。

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2009年06月18日

奄美のダイビングフェスタ(その1)

マリンステイション奄美恒例のダイビングフェスタが、先週開催された。それに先立ち、10日に奄美入りして6ダイブ撮影した。現在の海の状況や生物の情報を参加者のみなさんにお見せするためと、期間中に行われるフォトコンの参考にしていただければ、という意味合いからだ。

▽マリンステイション奄美の敷地内の浜

P1020932.JPG梅雨時のために晴れ間はわずかで、あとは小雨が降ったりやんだりだった。また常連のお客さんが少なかったこともあり、ちょっぴり淋しい感はあったものの、それでもみなさんは奄美の海を大いに満喫していた。

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2009年03月31日

写真展開催中

五反田映像祭写真展が大崎のO美術館で開催されている。ちょうどダイビングフェスティバルと重なったので、どうなることかと心配したが、それには及ばなかった。

▽五反田映像祭写真展「命溢れる海」

P1020670.JPG今回は四人展なので、それぞれの作風に違いがあって、バラエティに富んだ写真展になったと思う。

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2009年02月17日

なぜオスだけで…

テンジクダイ科のキンセンイシモチは、岩陰やサンゴなどのそばに小さな群れでいることが多い。外見では、オスとメスの見分けはつかないほどよく似ている。

▽群れるキンセンイシモチ(慶良間)

kin-01.jpgしかし繁殖期になるとわかるようになる。沖縄では6月くらいからだが、メスは卵で腹部が膨れるからだ。

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2009年02月09日

アオサンゴの特異な繁殖方法

一昨年の9月、沖縄県名護市の大浦湾でアオサンゴの群落が発見された。
大浦湾は、辺野古(米軍普天間飛行場代替施設の建設予定地)の近くということもあり、話題になった。

▽石垣島・白保のアオサンゴ

aosa-1.jpgアオサンゴといえば石垣島の白保が有名だが、大浦湾のものは白保に次ぐ規模の大きさだそうだ。それがなぜ、今まで見つからなかったのだろうか。

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2009年01月16日

いちばん小さなウツボ

今回の慶良間で、ヒメウツボを撮影した。以前も何度か撮影しているのでそれほど珍しくはないが、今回のは茶色いタイプだった。これまではほとんど黄色いタイプだったので、新鮮だった。

▽茶色いタイプ(’09年1月、慶良間)

hime-1.jpgヒメウツボのことを詳しく知りたいと思って『日本の海水魚』(山と渓谷社)を見たら載ってない! まぁ、この図鑑が発刊された’97年には、本種はまだ日本に分布していないことになっていたからだ。ではなぜ「ヒメウツボ」とう和名が浸透しているのだろう…。

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2008年12月25日

下半期の感動シーン

今年も残りわずか。というわけで、下半期感動シーンを選ぶことにする。ちなみに上半期はアナダコの共食いが1位、ミヤケベラのメスがマナベベラに求愛が2位、シマハギの求愛行動が3位だった。

▽タヒチではホエールウオッチングを

DSC_1590.JPG下半期は石垣、タヒチ・ルルツ、コモド諸島クルーズ、座間味、そして奄美のみ2回行っている。

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2008年12月23日

ウツボVSリーフフィッシュ

前回取り上げた「モビング」という行動は、カムフラージュが得意な肉食魚に対し、複数の小魚が追い払うというものだった。今回は似ているが少し違う行動をご紹介しよう。

▽ニセゴイシウツボとタテキン幼魚(伊平屋島)

utu-5.jpg主にウツボに対しての行動で、小さな魚がウツボに対抗するのだ。

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2008年12月10日

おめでたいエビ

縁起物として重宝されるのはイセエビだが、見た目も名前もめでたいエビがいる。ハゼ類と共生するコトブキテッポウエビだ。

▽キツネメネジリンボウと(柏島)

kotobu-2.jpgコトブキテッポウエビの体色は紅白で、とてもきれい。ヤシャハゼやヒレナガネジリンボウなどのネジリンボウ属やホタテツノハゼ属のハゼと共生する。

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2008年12月03日

丸まるイソギンチャクのナゾ

クマノミ類が住むイソギンチャク類は、日本に約13種。約としたのは、イソギンチャクの分類が遅れているためだ。それはともかく、イソギンチャクが丸くなっていることがたまにある。

▽丸くなったイソギンチャク(奄美大島)

DSC_1085.jpg昔は、丸まっているイソギンチャクを見るのはパラオやモルディブ、インドネシアなど南の海が多かったため、水温が高いのが原因では、と思っていた。

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2008年11月26日

マグロの漁獲枠削減について

マグロの漁獲枠が削減される、というニュースが昨日報じられた。大西洋のクロマグロ(ホンマグロ)が乱獲で急減しているとして「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の会合がモロッコで開催された。

▽イケスの中のクロマグロ(中谷水産)

magu-2.jpgその結果、東大西洋と地中海でのクロマグロの漁獲枠を段階的に削減し、2011年には19550トン(現行の約35%減)にすることで合意した、とある。

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2008年11月24日

続・魚の正面顔

魚の正面顔を撮り始めたのは、マクロレンズを手に入れてからだから20年前のことになる。アカハタ、オキゴンベ、モンガラカワハギ、ヒトスジギンポなどが対象になった。

▽派手な顔のモンツキカエルウオ(慶良間)

DSC_12370546.JPGその後も機会あるごとに撮ったのだが、写真集や写真展で発表したものが多いため、前回と今回はデジタルカメラに換えてからの写真にした。これは浅瀬に生息するモンツキカエルウオ。

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2008年11月21日

魚の正面顔

魚を撮影するときにまず横から狙うが、余裕があれば正面からも撮るようにしている。正面から見ると表情がよくわかるし、思わぬ模様が写る場合があるからだ。

▽ムスジコショウダイ(モルディブ)

DSC_1997.jpgしかし、横から撮るときよりも正面は表面積が狭くなるため、さらに近寄らなければ迫力に欠けてしまう。

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2008年11月17日

ホンソメの争い

ホンソメワケベラは、他の魚をクリーニングすることで有名。外見では雌雄の区別はつかないが、オスの方がやや大きい。オスは一定の範囲を縄張りにし、その中に2〜3尾のメスを従えたハレムをつくる。

▽コロダイとホンソメワケベラ

DSC_2806.jpg奄美のイベントのとき、嘉鉄というポイントでホンソメワケベラが争っている場面に出会った。

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2008年11月15日

奄美・レンズを向けた魚たち

今回の奄美でのイベントでもいろいろな魚に出会った。いつも出会うおなじみの魚もいれば、あまり見かけないものにも出会うことができた。

▽群れで行動するゴンズイ

DSC_3200.jpgゴンズイは、伊豆などの温帯域ほど生息数は多くないので、たまにしか見ない。白い砂地に生息しているせいか、温帯域のものよりかなり白っぽい。

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2008年11月13日

奄美のイベント無事終了

週末に開催されていたマリンステイション奄美のダイビングフェスティバルは、天候に恵まれて無事終了した。協賛してくださった各器材メーカーさん、ありがとうございました。

▽出発前に記念撮影

P1020444.JPG参加人数は思っていたより少なかったが、それでもフォトコンテストやビンゴ大会、器材のモニターなど盛りだくさんで、満足していただけたと思う。

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2008年11月04日

奄美の海(3)

7日から9日まで「マリンステイション奄美」で、ダイビングフェスティバルが開催される。それに伴い、明日奄美に出発することになった。

▽内湾のサンゴ

DSC_1218.jpgというわけで、先週撮影した画像での更新は今回で最終回。最後はクリーニングの画像で締めくくりたい。

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2008年11月01日

奄美の海(2)

よく潜る嘉鉄というポイントで、初めてのコースに行っらヨスジフエダイの群れが迎えてくれた。だが、ヨスジフエダイの群れの中に、顔つきが違う魚が数尾いるのに気がついた。

▽ヨスジフエダイの群れに…

DSC_1060.jpgヨスジフエダイの腹部は白いが、それは黄色だ。全体の黄色もヨスジフエダイより濃い。

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2008年10月30日

奄美の海(1)

今回の奄美もいろいろな生物に出会った。16年も通っているにもかかわらず、初めて出会う生物がいたり、初めて観察する行動があったりする。だからダイビングはやめられないのだろう。

▽丸まったセンジュイソギンチャク

DSC_1330.jpg今回はなぜかイソギンチャクがおかしかった。特にセンジュイソギンチャクは丸まっていることがよくあり、アラビアハタゴイソギンチャクなども縮んでいた。

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2008年10月22日

急遽奄美へ

明日から奄美にいくことになった。というのも、本当は今ごろ海外に行っているはずだったのだが、諸事情があって大幅に延期になった。

▽ヨスジフエダイの増減も気になる

amami_1707.jpg急にスケジュールが空いてしまったので、どこかの海へと思っていた矢先、たまたまダイビング仲間が奄美に行くというので、同行することに。11月7日からは「マリンステイション奄美」でダイビングフェスティバルが開催されるが、その下見?ということになる。

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2008年09月04日

ナミスズメダイの産卵時刻

前回ナミスズメダイの繁殖について書いた。その後、たまたまナミスズメダイの研究報告を読む機会があり、気になる点が二つでてきた。

▽メスを誘うときのオスの婚姻色。奄美にて

Image13.jpgその報告とは、東海大学海洋研究所の「飼育下におけるナミスズメダイの繁殖習性・卵・稚仔魚」(田中洋一・山田一幸)。産卵時刻と産卵床について、興味深いことが書かれていた。

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2008年09月01日

ナミスズメダイ繁栄の秘密

スズメダイ科クラカオスズメダイ属のナミスズメダイは、サンゴ礁域ではごく普通に見られる魚だ。あまりにも普通なので、関心を持つダイバーは少ない。

▽内湾に群がるナミスズメダイ。奄美にて

Image1.jpg波静かな所が好みらしく、内湾の枝状サンゴ付近にはたくさん生息している。同科の魚はあまり大きく移動しないこと、海底のどこかに産卵して親が卵を守ることなどから観察しやすい魚といえる。

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2008年08月26日

ウツボのペア

ウツボ類は常に口を開け、鋭い歯を見せているので怖いイメージがある。しかし意外かもしれないが、実際には憶病だ。大抵は単独でいるが、ごく稀に同じ隙間から2尾で顔を出していることもある。

▽仲良しのウツボ。顔も幸せそう。富戸にて

Image1-utu.jpg2尾でいるのは珍しいだけでなく、明らかに単独のときより優しい顔になっている。ウツボのペアを見たのは、おそらくこのときだけだろう。

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2008年06月29日

上半期の感動シーン

早いもので、今年も半分が終ろうとしている。この上半期は奄美に3回、座間味に2回、モルディブに1回行き、合計で潜った本数は97本。その中でいくつもの感動する場面に遭遇した。

▽奄美の三角岩という大好きなポイント

P1020085.JPG今回は、上半期に出会った生態的に珍しく、感動したシーン、ベスト3を挙げてみよう。

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2008年06月22日

奄美海報告・その3

ダイビングフェスティバル開催中に、フォトコンテストも行った。毎回自由部門とテーマ部門を設けているのだが、今回初の試みとして、テーマ部門を2枚の組み写真にした。2枚でストーリーのある画像ということで、考えながら撮る習慣がついたのではないだろうか。フォトコンの入賞作品は、マリンステイション奄美のホームページに掲載されているので、ご覧いただきたい。

▽コロダイとホンソメワケベラ

DSC_0252.JPGということで、開催中に撮った生態的な写真を集めてみた。まずはホンソメワケベラにクリーニングされるコロダイ。クリーニングを受けると体色を変える魚が多いが、コロダイはほとんど変わらない。

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2008年06月20日

奄美海報告・その2

奄美でのダイビング最終日の17日は、貝類など底生動物の一斉産卵があった。一緒に潜った人たちがブログに書かれていたので、ご存知の方も多いことだろう。本当は「その4」くらいに書くつもりでいたのだが、ネタが古くなってしまうので、急遽早めることにした。

▽体色をよく変えるホウセキキントキ

DSC_0783.JPGこの日の午後、赤碕というポイントに向かってボートが進んでいたが、清水(せいすい)にホウセキキントキが群れているのを思い出し、変更してもらった。これまでは数尾では見られたが、これだけの群れは珍しい。

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2008年06月19日

奄美海報告・その1

梅雨のはずの奄美はほとんど雨が降らず、意外に良い天気だった。イベントの2日前に行き、ご一緒したSさん、Hさん、Yさんとでたっぷり潜って撮影に励んだ。まずはイベント前の写真を…。

▽ホテル前に群生するグンバイヒルガオ

DSC_0771.JPG今回は18日までいてダイビングの本数は22本。しかもみなさんの潜水時間が長いので、つられてしまって1本の平均時間は75分だった。

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2008年06月05日

アマミスズメダイの生涯

来週奄美大島の「マリンステイション奄美」で、ダイビングのイベントがある。フォトセミナーとフィッシュウオッチングセミナーがメインのイベントだ。期間は12〜15日だが、2日前に行ってセミナーの参考になるような写真を撮ったり、ネタを探すつもりでいる。

▽群れるアマミスズメダイ

DSC_0636.JPGさて、奄美ということで、その名を冠したアマミスズメダイを取り上げることにしよう。このスズメダイは、ごく普通に見られるうえに体色も地味なので、注目されることはほとんどない。

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2008年05月04日

ドラキュラ VS 夜叉

モルディブでドラキュラシュリンプゴビーを撮影した、と前に書いた。このハゼはテッポウエビ類と暮らす、いわゆる共生ハゼで、1960年代にセイシェルで発見され、’77年に新属・新種として記載された。

▽ドラキュラシュリンプゴビー

DSC_0457.JPG学名はStonogobiops draculaで英名はドラキュラシュリンプゴビー。なぜドラキュラ(吸血鬼)と付けられたのかは、黒い帯が赤いタイプがいること、また若い個体は黒帯と黒帯の間に赤い細い線が入っているので、それを血と見立てたのではないだろうか。

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2008年04月13日

サンゴの破壊者

昔と比べると、健全なサンゴが減少している。異常発生したオニヒトデの食害によるもの、高水温による白化現象、台風などその原因はさまざま。サンゴを食べている魚もいるが、そのほとんどはサンゴのポリプや粘液で、サンゴそのものを食べる魚はごくわずかだ。

▽サンゴを壊すゴマモンガラ

Image1gom.jpgゴマモンガラはウニ類、カニ類、貝類などが好物。ところが、サンゴを壊している現場に遭遇した。どうやら、サンゴの隙間に住むカニを食べたかったようだ。モルディブで撮影。

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2008年04月10日

ウミウシ・・・も撮ります!

どこの海で潜っても、ガイドさんがウミウシを教えてくれる。大抵は無視してレンズを向けないからか、ウミウシが嫌いと思われているようだ。

▽コケムシ類を食べるウミウシ。慶良間諸島

Image1sinde.jpgまぁ、確かにベラのように素早く泳ぐ魚ならともかく、誰でも撮れるようなゆったりした動きなので、写欲がそそられる、ということはない。だが、決して嫌いではない。その証拠に・・・・

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2008年03月18日

初づくしの奄美

奄美大島は16年前から通っていて、記録を調べたら今回がちょうど50回目だった。こんなにたくさん行っているにもかかわらず、3月は初めて。

▽草原と化した砂底

DSC_0004.JPG一年で水温がもっとも低い時季でもあるので、「初めて」ということがいくつかあった。代表的な嘉鉄(かてつ)というポイントは、砂底に根が点在し、白い砂にヒーリング効果があるところ。しかし一面海藻が・・・・・。こんな風景初めてで、どうやら期間限定らしい。

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2008年03月16日

イカ・タコの不思議

1週間ほど奄美大島に行っていた。今回の目的の一つは、コブシメの繁殖行動だったが、まだ時期的に早かったようだ。産み付けられている卵(特定のサンゴの隙間に産む)はあったものの、産卵や求愛などは観察できなかった。

▽コブシメのオス

DSC_1811.JPGその代わり、コブシメの奇妙な行動は観察できた。サンゴの上にコブシメがじっとしていたので、産卵に来たメスかと思った。ところが・・・・

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2008年02月21日

季節はずれ?の恋

今回の奄美で、キホシスズメダイの産卵、オトメベラやオウムブダイの求愛などを見ることができた。しかしキホシスズメダイは、低水温で産卵する種でもあるし、ベラ類やブダイ類も通年繁殖するので、特に珍しいことではない。

▽求愛するミナミギンポのオス(上)とメス

0001_ginpo.jpgところが、嘉鉄というポイントで撮影しているとき、ミナミギンポのオスが婚姻色になってメスに求愛していたのだ。

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2008年02月19日

奄美の美麗な魚たち

今回の奄美は、全国的な寒波のために空気は冷たかったものの、日差しはまさに春。風も弱く、海はとても穏やかだった。

▽ニジハタとハタンポの群れ

0001-hata.jpg水温は20〜21℃で、この時季としては平年並み。70分くらい潜っても、それほど寒さを感じなかった。今回もいろいろな魚に出会った。特に印象に残ったきれいな魚は・・・。

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2008年02月12日

ヒョウモンダコと近似種

確信していた生物の名前が違っていた、ということはないだろうか。2〜3年前のこと。「月刊ダイバー」編集部から連絡があった。毎年6月号の付録にしている「沖縄おさかな図鑑」の写真の件だった。10数年前から主な写真は流用だが、毎年構成を変えているので追加もあり、最近は魚以外の生物も少し加わった。

▽ふだんのヒョウモンダコは目立たない

Image1-tako.jpg追加写真のリストに「オオマルモンダコ」というのがあった。聞いたことがないので確認したら、ヒョウモンダコの近似種とのこと。

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2008年02月06日

奄美でしか見てない魚

来週の15日から奄美大島南部の「マリンステイション奄美」でダイビングのイベントが開催される。その中でフォトセミナー&フォトコンも行うので、2日早めに行って作例用に写真を撮って、参考にしていただくつもりでいる。

▽奄美南部の大島海峡

Image1nan.jpgこのダイビングのイベントは29回目で、ほぼ毎回参加のほか、プライベートでも行っているので、ずいぶん潜っている。いろいろな魚にも出会っているが、奄美でしか見ていない魚も5種類くらいいる。その魚とは・・・・。

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2007年12月25日

婚姻色・ベラ編

ベラ類は種類が多いわりには、際立った婚姻色になるものは意外に少ない。泳ぐのが素早かったり、行動範囲が広いため、例え婚姻色になっていても気づかないのかもしれない。

▽カミナリベラのオス

Image1kami.jpg伊豆などの温帯域で普通に見られるカミナリベラ。緑がかった色で、模様もわりあいきれいなベラだ。これはオスで、メスはまったく異なる体色・斑紋をしている。撮影地は西伊豆・大瀬崎。

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2007年12月22日

婚姻色・ハナダイ編

魚はよく体色を変化させる。種によってもその度合いは異なるが、周囲の色に溶け込む保護色になったり、怒りを表わす警戒色になったりする。主にオスがメスを誘うときに体色を変えることもある。いわゆる婚姻色だが、今回はハナダイ類の中で著しく変化する種をご紹介しよう。

▽色鮮やかなスミレナガハナダイのオス

Image1_sumi.jpgまずはスミレナガハナダイ。このハナダイは、サンゴ礁外縁のわりと深い所(水深約25m以深)に生息し、1尾のオスが複数のメスを支配するハレムを形成する。体側に淡いピンクの四角い模様があるのがオスの特徴だ。メスは全体が明るいオレンジ色で、際立った模様はない。撮影地は沖縄・慶良間諸島。

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2007年11月16日

魚の喧嘩

魚の喧嘩を見ることがある。ほとんどは同種同士だ。原因は、「縄張り」「メス」「餌」をめぐっての場合が多い。魚には手足がないので、殴ったり蹴ったりはできない。したがって、口で噛み付くことが相手にいちばんダメージを与える。

▽にらみ合うタカサゴスズメダイ 慶良間

Image1.takasago.jpgしかし、いきなり噛み付くことはあまりしない。その前ににらみ合うのがだいたいのパターンになる。にらみ合ったあとは魚種によっても、そのときの状況、個体の性格によってさまざま。

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2007年11月10日

オニヒトデ駆除に新兵器

奄美に滞在しているときに、地元の新聞に気になる記事を見つけた。11月5日付の「南海日日新聞」の一面に「オニヒトデ駆除に新兵器」「薬剤注入で1500匹処理」という見出しがあった。

▽南海日日新聞の一面

P1010261.JPGその記事の横には、オニヒトデを駆除しているダイバーの写真も載っていた。記事によると、奄美群島サンゴ礁保全対策協議会がサンゴを食い荒らすオニヒトデ駆除対策の一環で、ダイバーが海中でオニヒトデに薬剤を注入して駆除する作業に取り組んだとのこと。

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2007年11月08日

集合!奄美ツーショットの魚

今回の奄美も1週間滞在したので、魚の写真もずいぶん撮った。改めて見てみると、ツーショットの写真がけっこうあったので、集めてみた。

▽クマノミのペア。左がオス

0001.JPGまずはクマノミ。奄美に到着した日は好天に恵まれ、とても気持ちよく潜れた。クマノミもリラックスしているようだった。クマノミの雌雄がわかるように撮るのはけっこう難しい。

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2007年11月07日

アクアートを激写!

奄美大島瀬戸内町で2日から4日まで開催されていたアクアート(水中展覧会)が、盛況のうちに終了した。今回のアクアートは第10回目ということで、ダイビングフェスティバルと合同で行われた。

▽「せと」の下では設置が行われている

P1010232.JPG海中に展示された9つの作品の近くの水面には、水中観光船「せと」が係留され、一般の人たちはそのガラス窓から観賞できる仕組みだ。

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2007年10月29日

あさってから奄美

あさってから奄美に行く。今回は来月2日〜4日まで「アクアート」があり、それに合わせてマリンステイション奄美でイベントを開催する。「アクアート」とは、海中に作品を展示する展覧会。

▽アクアートのポスター

aquart-thumb.jpg関西で活動する若手造形作家たちが、ダイビングの経験を活かして感性のおもむくままに制作するオブジェ群。それらを奄美南部の蘇刈の海の中に展示。潮の流れや浮力を計算して作られる作品が、文字どおり「水を得た魚のよう」になるに違いない。

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2007年10月17日

スズメダイに化けるバラフエダイ

肉食性でバラフエダイという魚がいる。全長約1mにもなり、生態系の頂点のほうに入る。サンゴ礁域の礁縁付近に生息し、モルディブや紅海などでは大群を作ることがある。

▽バラフエダイの成魚 モルディブ

Image2.bara.jpgしかし日本では少ないうえ、警戒心が強くて撮影しずらい。このバラフエダイがスズメダイに化ける、と言ったらビックリするのではないだろうか。


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2007年10月14日

タコに興味津々の魚たち

岩の隙間からタコが出てくる場面に遭遇することがある。沖縄や奄美で見るのは、たいていワモンダコだ。ロートの近くに暗色の丸い模様があるのでこの名がある。

▽ワモンダコとキハッソク 沖縄・水納島

Image3.kihassoku.jpgタコが隙間から出掛かると、必ず興味津々の魚が集まってくる。よく目にするのはベラ類、ヒメジ類、ハタ類などだが、一度だけキハッソクが来たことがある。

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2007年09月22日

続・奄美の写真

見事に伸びた枝状サンゴのあたりを行動する、ヤスジチョウチョウウオとヤリカタギ。大島海峡の中のポイント油井にて。

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2007年09月21日

奄美の写真

今回奄美で16DIVEしたうち、9DIVEがワイドレンズで撮影し、7DIVEは105mm&50mmのマクロレンズだった。今まで奄美ではマクロでの撮影が多かったので、ワイドは新鮮な感じがして今回は使用頻度が高かった。
嘉鉄という奄美南部の代表的なポイントは、今回海が荒れたことが多かったため、一度しか潜れなかった。大きな根の上にいるハマクマノミをワイドレンズで狙ってみた。たまたまヨスジフエダイがうしろにいたので、より鮮やかになった。

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2007年09月20日

奄美の強み

1週間ほど奄美に行っていた。今回は台風11号と12号の影響で、大荒れの日が多かった。サーファーは大喜びで、ホテル前のビーチには連日のように20〜30名がやって来て波乗りを楽しんでいた。
しかし、このような海況でもダイビングのポイントがあるのが奄美のいいところ。加計呂麻島との間の大島海峡を奥に進むと、穏やかなポイントがたくさんあるのだ。

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2007年07月19日

ヒレナガネジリンボウストーリー

ハゼ科ネジリンボウ属は日本に4種分布している。ネジリンボウ、ヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼ、キツネメネジリンボウだ。
ヒレナガネジリンボウ(写真)は、1982年にフィリピン産の標本を基に新種として記載された。日本で生息が確認されたのは、それから5年後。見つかった所は沖縄。慶良間諸島の座間味島の水深30mだ。
(この写真は2001年奄美大島で撮影)

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2007年07月15日

キハッソクの素顔

魚の和名の由来を調べるのも楽しい。なかには「ウソだろう!」と思うものもある。
ハタ科(ヌノサラシ科とする学者もいる)のキハッソクは、漢字で木八束と書く。その由来は、とても煮えにくいので、薪を八束燃やしたからとのこと。
ちなみに味はよくないらしい。また、皮膚には粘液毒があって、危険を察知すると泡のような毒を分泌して難を逃れるという。このことから本種やヌノサラシ、アゴハタなど同じ習性の魚は英名でソープフィッシュと言われている。
写真は、ワモンダコとにらみ合うキハッソク。沖縄・水納島。

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2007年07月10日

期間限定の大物

ある時季になると、出現する大きな魚がいる。それも決まって同じ所に。その場所とは、奄美大島南部で最もよく知られている「嘉鉄」というポイント。そこは砂地に根が点在する環境で、「餌づけ根」「ケラマハナダイの根」など有名な根がある。
これが「ケラマハナダイの根」で、ここから50〜60m泳いだあたりの砂地に、その大物が休んでいることがあるのだ。

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2007年06月13日

著名な写真家と潜る!

「マリンステイション奄美」で開催したイベントは、10日の午前中で無事終了。その後も2日間延泊することにしていた。そんなとき、11日の朝にサプライズゲストがやって来たのだ!

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2007年06月12日

大盛況!奄美のダイビングフェスタ

7日から10日まで、奄美大島の「マリンステイション奄美」で開催していたダイビングフェスタが、大盛況のうちに幕を閉じた。参加された方がほとんど顔見知りだったので、和気あいあいのイベントだった。
梅雨の時期ではあったものの、土・日は良い天気に恵まれてひと安心。

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2007年05月09日

奄美の海は恋の季節!

奄美大島に行っていた。例年より水温が2℃くらい低いにもかかわらず、魚たちは繁殖行動にいそしんでいた。水温が比較的低くても産卵する魚は、キホシスズメダイがよく知られているが、意外な魚も産んでいて驚いた!
その魚とはセジロクマノミだ。見たときはどうやら産みたてのようで・・・、それにしても21℃なのに産むとは信じられない。普通のクマノミならわかるが・・・。
観察をしていると、オスがぜんぜん卵の世話をしない。近づきすぎかと思って離れてみたが、同じだった。

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2007年04月06日

マリンダイビングフェア始まる!

4月6日よりマリンダイビングフェアが始まった。場所は池袋サンシャイン文化会館で、8日(日)まで行われる。

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2007年03月15日

コブシメの捕食

今はコブシメの繁殖期にあたる。毎年同じサンゴに産卵するので、その場所に行けば比較的簡単に見ることができる。ところが、不思議なことに見られない行動がある。

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2007年02月24日

珍しいホラガイの捕食

オニヒトデの天敵がホラガイということはよく知られている。しかし、ホラガイ自体めったに見られない。もともと生息数が少ないうえに、お土産用に獲られたりするからだろう。オニヒトデを食べているところを見るのはさらに難しい。
ところが、奄美で偶然見ることができた。そろそろ浮上しようとしたときに、小さめのオニヒトデを食べ始めるところに遭遇したのだ。静かに見ていると、徐々に飲み込んでいく。

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2007年02月17日

奄美 魅惑の魚たち

早いもので、奄美でのダイビングが最終日になってしまった。この時期だからしかたがないが、天候がめまぐるしく変わった。でもいろいろな魚に出会えた。とくにクダゴンベ、ジョーフィッシュ、イロカエルアンコウ、ハナヒゲウツボなどが印象的で楽しかった。

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2007年02月14日

奄美の内湾で見たもの

奄美に到着して天気は最高、海もベタナギ。翌13日も快晴。しかもダイビングボートは貸切。そこで大島海峡の奥にあるポイントへ。海底は泥だが、そこには珍しい魚がいっぱいいた。

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2007年02月11日

イルカ・クジラが待つ奄美へ

毎年同じ時期に同じ海に行くことにしている。
もちろん違う時期にも行くが、環境の変化を知るには
同じ時期のほうがわかりやすいからだ。
2月は奄美で、もう13年くらい続いている。
明日から行くので、14年目になる。
写真は、昨年2月に撮影したイルカだ。

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2006年11月28日

ケラマハナダイ物語

写真1

ケラマハナダイは、その名の示すように、沖縄の慶良間諸島で発見された。1980年頃で、発見者は故益田一氏だ。
当初は新種の可能性が高い、ということで、標本を採集して精査する話が持ち上がった。

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2006年11月24日

奄美の作品集

01.ヒメゴンベ(嘉鉄)☆ 02.クマノミとホンソメワケベラ(嘉鉄)☆

「マリンステイション奄美」で行われていた「大方洋二写真塾」が無事終了した。参加してくださったみなさん、ありがとうございました。 今回撮影した写真でフォトコンテストがありますので、傑作をエントリーして投票結果を楽しみに待っていてください。

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2006年11月15日

奄美はダイビング日和

きのうから奄美でダイビングをしているが、海は穏やかでまさにダイビング日和。
黒崎西というポイントでは、擬態種のノコギリハギがモデルのシマキンチャクと仲良くいるところに遭遇。それが上の写真で、上がモデルのシマキンチャクフグで、下が擬態種のノコギリハギ。

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2006年11月12日

いよいよ奄美で!

明日から奄美。「マリンステイション奄美」で行われるダイビングキャンペーンの中で、大方洋二写真塾を開催する。
11月は毎年奄美に行ってるので、どんなものが見られるか、海の状況などもだいたい予想がつく。水温は25〜26℃もあり、意外かもしれないが、魚類の繁殖も多く行われている。

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2006年10月21日

ハナヒゲウツボ、様々な表情

ウツボ類の中で最もきれいなのはハナヒゲウツボだろう。
なぜかいつも口を開けている。呼吸のためらしい。
今回奄美で顔のアップを狙っていたら、二度ほど口を閉じた。

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2006年10月20日

奄美でダイビング三昧

奄美に行ってきた。12〜19日で、当初は台風の影響で多少波があったが、
少しずつよくなって、18本も潜った。
今回はデジカメ一眼でマクロ撮影がメイン。しかし、後半になってビデオを貸して
もらったらおもしろくて、テープを2本も撮ってしまった。


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2006年10月08日

フグvsオニヒトデ

最近、沖縄や奄美でフグが増えている。
慶良間のあるポイントでは、10尾くらいのサザナミフグがウロウロし、ダイバーにまとわりついてくる。
奄美では7〜8尾のモヨウフグがいるところがあり、やはりついてくる。
なぜか?

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2006年09月26日

ウミガメ増殖中!?

最近沖縄や奄美で潜ると、ウミガメによく出会う。しかものんびりしてて、昔みたいに猛スピードで逃げることはない。

【写真1枚目:海底で寝ていたアオウミガメ。沖縄・慶良間にて】


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2006年09月22日

いよいよ開始!

いよいよブログを始めることになった。
作文は大の苦手なうえにパソコンオンチのおじさんが、まさかブログを始めるなんて思いもしなかった。これもマリンステイション奄美やあまみんちゅドットコムのスタッフのお陰。ちゃんと基礎となるものを作ってくれたからだ。これからも大いにお世話になるはずなので、ヨロシクです。

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2006年09月20日

大方洋二の魚って不思議!スタート

DSC_0275s.jpgダイビング歴43年の水中写真家・大方洋二氏が、気になった魚のことはもちろん、海、写真、ダイビング、人、食べ物などについて記事を書きます。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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