ダイビング歴50年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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2012年04月10日

多様・クログチニザの幼魚

ニザダイ科のクログチニザ。地味なせいか、注目を浴びることはない。ぼくはあることがきっかっけになって、興味を抱くようになった。

▽クログチニザの成魚

niza-01.jpg 約30年前、慶良間諸島で遇然幼魚を撮影したのだ。といっても、当時はクログチニザとはわからなかったが…

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2012年03月25日

マルクチヒメジの生態

先日の写真展「海で逢いたい」に、コモド諸島で撮影したマルクチヒメジの写真を出品した。タイトルは「マルクチ・ヒマワリ」。

▽写真展に出品した写真

maruhime-001.jpgキャプションは「エサを獲るためカスミアジと一緒に行動していたマルクチヒメジの集団。突如離れてフトヤギ(?)を囲んで口を突っ込んだら、海底にヒマワリが咲いた」と書いた。

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2012年03月15日

ヒレナガカンパチの珍しい行動

高級魚で知られるカンパチ。正面から見ると、頭部に「八」の字の模様があることからその名が付いた。漢字では間八と書く。

▽ヒレナガカンパチの成魚(慶良間諸島)

kanpa-083.jpgカンパチは冷水を好むのに対し、暖かい水を好むのがヒレナガカンパチ。伊豆諸島や本州南部、南西諸島で見られる。背ビレや尻ビレが鎌状で、やや長いことが和名の由来。

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2012年01月25日

黄色い魚たち

サンゴ礁域でよく目立つ魚は、フエヤッコダイやキイロハギ、ネッタイスズメダイ、ヘラルドコガネヤッコなど…。いずれも黄色をベースにしている魚で、海中では黄色がひときわ目立つのだ。

▽ヘラヤガラ。かなりよく見られる

kiiro-002.jpg本来は黄色がベースではない魚でも、黄色いタイプがいる場合がある。いわゆる黄化(黄変)個体だ。ヘラヤガラは最もよく見られる黄化個体(いずれも白枠内は本来の体色)。

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2011年12月10日

ラジャアンパットの海と魚(4)

マンタのポイントにも何度か潜った。クリーニングステーションになっているところだ。運が良いと8尾くらいのマンタが現れるが、たった1尾のときもあった。

▽マンタが落ち着いてからジリジリ寄る

raj-111117.jpgマンタを観察・撮影する際は驚かさないことが大切で、クリーニングを始めてマンタが落ち着いてからジリジリと接近する。

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2011年10月17日

豊饒の海・コモド(最終回)

暗いうちに北へ向かって航行。起きると北エリアに着いていた。とうとうダイビング最終日。

▽岩に穴が開いた島。流れを避けて周りで潜る

komo-119291.jpg1本目のポイントは、岩に穴が開いている有名な島。その周りで潜る。海峡の真ん中にあるため、常に流れがある。

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2011年10月16日

豊饒の海・コモド(9)

エンジンの音で目が覚めたが、夜明け前だったのでまた眠りについた。6時に起床。リンチャ島の南に停泊していた。

▽ウミトサカ類が群生しているところも

komo-119281.jpg1本目は南エリアを代表する隠れ根のポイント。流れがなかったために魚群は少なかったが、ホヤ類、カイメン類、ヤギ類などの付着生物が多いので、それらも見どころだ。

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2011年06月05日

奄美・魅惑の魚たち(2)

メスとオスの中間の色合いをしているスミレナガハナダイ。以前も取り上げたことがあるが、今回も観察してみた。前も単独だったが、いまだここには同種はいない。

▽ひと月前と変わっていないスミレナガハナダイ

ama-11057.jpg1ヶ月ぶりの対面だったが、体色も性格も変わっていなかった。相変わらず警戒心が強く、すぐに岩陰に隠れてしまう。いつまでこのままでいるのだろうか。

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2010年12月22日

今年を振り返って(上半期)

今年も残り少なくなった。年末・年始は沖縄の座間味島で過ごすことが恒例になっているが…その前に今年もいろいろな海に行ったので、振り返ってみることに。

▽性転換したてのヒレナガヤッコのオス

kera_1300.jpg上半期は座間味、奄美、ニューカレドニアなどでダイビングしたが、奄美には3回行った。では、これらの海で出会った印象深かった出来事を取り上げることにしよう。まずは座間味で撮影したヒレナガヤッコのオス。よく見たら、まだ完全ではない。オスになりたてだった。

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2010年12月20日

オオフエヤッコダイを探せ!

奄美や慶良間でフエヤッコダイに出会うと、必ずチェックする。吻の長さと、頬のあたりだ。なぜかというと、フエヤッコダイと近縁でレアなオオフエヤッコダイではないかと思うから…

▽フエヤッコダイ(慶良間諸島)

hue-2.jpgフエヤッコダイも吻は長いが、オオフエヤッコダイはさらに長いので、見るとすぐにわかる。

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2010年11月11日

ポンポン島でダイビング(4)

ポンポン島の近くの島に、カーディナル・ヘブンというダイビングポイントがある。テンジクダイ科魚類を英語でカーディナルフィッシュというので、その手の魚が多いというのは容易に想像できる。

▽大きな湾で、ずっと左奥がポイント

pom1050620.jpg気になるポイントなので、ダイビング最終日に連れていってもらった。大きな湾になっていて、流れはなく、水はやや濁っている。よそのリゾートのそばで、潜る前に許可をもらっていた。

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2010年11月08日

ポンポン島でダイビング(2)

ポンポン島のダイビングポイントは、ハウスリーフと近くの島々の周辺。サンゴ礁、砂地、ガレ場、内湾のサンゴ&砂泥底と環境はさまざま。

▽ダイビングの合間は美しいビーチで休憩

pom_2455.jpgしたがって、それぞれの環境に適応した魚や生物が見られる。

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2010年11月06日

ポンポン島でダイビング(1)

ダイビング仲間とマレーシアのポンポン島に行った。ポンポン島はボルネオ島の北東にマブールと同じ海域にあるリゾートで、7~8年前にオープンした。今回ご一緒したF夫妻はその当時から行っていて、7回も通われているという。

▽国旗と州旗が飾られたポンポン島の桟橋

Pom-1050628.JPG超常連とご一緒したお陰で、たくさん恩恵に授かることができた。写真はいろいろ撮ったが、まずはいちばん関心があるクマノミ類から…

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2010年10月13日

インドネシア水中撮影記(コモド編B)

南エリアで人気があるのは、マンタポイントだ。潮の流れでエサが多く集まるほか、クリーニングステーションもあるので、たくさんのマンタが現れる。

▽あまり注目されないカラフルな生物

komo_1009684.jpgしかし、タイミングが合わない場合もあり、グループによってはぜんぜん見られないこともある。まぁ、マンタ以外にもカラフルなサンゴ類や珍しい魚が生息しているので、被写体には困らないが…
 

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2010年06月07日

ニューカレドニア紀行(5)

「所変われば品変わる」のことわざどおり、日本にもいる魚と習性がちょっと違うものも見受けられた。

▽整然と群れるフタスジタマガシラ

new_0474.jpgフタスジタマガシラがそれで、日本では単独か少数の群がり(といってもバラバラ)なのだが、ここニューカレドニアでは群れ、それも密集していて異様な感じだった。もっと大きな群れになることもあるらしい。

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2010年06月02日

ニューカレドニア紀行(3)

ダイビング雑誌でニューカレドニア特集があると、必ずブラックマンタが誌面を飾る。ブラックマンタは、ニューカレドニアの象徴的な魚といっても過言ではない。

▽なぜかニューカレドニアはブラックマンタが多い

new_0392.jpgということで、ブラックマンタもリクエストしてみた。この時期は、潮さえ合えば複数のマンタに会えるというので、期待してアウトリーフに向かった。

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2010年03月11日

50日ぶりの奄美(4)

今回の奄美の水温は約21℃。昔はこの時期に20℃を切ったこともあると思うが、最近は概ねこの水温だ。そして1年で最も低い時期といえる。

▽いつも近くにいるオグロベラのオス(左)とメス

ama_3056.jpg水温が低いと魚類の繁殖はさほど活発ではないが、一部のベラ類やブダイ類は求愛している姿が見られた。

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2010年03月08日

50日ぶりの奄美(3)

2月末日の3本目に潜ったポイントは奄美を代表する所。砂地にある根にはハタンポやヨスジフエダイ、クマノミ、オトメベラ、ユカタハタなどおなじみの魚が見られる。

▽根に住み着いてるヨスジフエダイの若魚

ama_102-006.jpg安全停止を終えてボートに戻る途中、漂うゴミのような魚を見つけた。3cmくらいで細長い。撮影したが、揺れるのでピントが合わない。もしかしたらと、手づかみしたら捕えることができた。

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2009年11月04日

クジャクスズメダイの話

今日原稿を書き終えた。観賞魚の雑誌『フィッシュマガジン』の連載で、毎月1種の魚のエピソードや観察記に写真4点を添える、というもの。

▽モルディブのクジャクスズメダイ

kujya1.jpg今回はクジャクスズメダイを書いたが、その前にいろいろ調べたら知らないこともずいぶんあった。

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2009年09月02日

柏島撮影記(2)

柏島はクマノミの生息数が多く、どのポイントでもよく見られる。クマノミが住めるイソギンチャクは、気づいただけでもサンゴイソギンチャク、オオサンゴイソギンチャク、イボハタゴイソギンチャク、チクビイソギンチャクの4種あった。

▽クマノミの生息密度が高い

DSC_01587.jpgイソギンチャクはあちこちにあり、それぞれにクマノミが住んでいる。イソギンチャク同士の距離が近いので、クマノミが行き来することもよくあるようだ

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2009年07月26日

紅海でのダイビング(4)

日本(太平洋)で見られる魚と同じかと思いきや、別種というのも見られた。今回はそっくりでも違う種というのを集めてみた。

▽レッドシーコーラルコッド

DSC_1305.jpgスジアラに似ているが、レッドシーコーラルコッドという紅海固有種。スジアラは全長60cmくらいまでしかならないが、これは110cmに達する大型種。

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2009年05月30日

柏島の海と魚(6)

生物相が豊かな柏島。特に魚種が多く、どんな魚でもいる、という感じだ。やはり黒潮の恩恵なのだろう。今回良い写真は撮れなかったが、ホムラハゼやキツネメネジリンボウ、クジャクベラなどレアな魚が普通に見られるから驚く。

▽保護色で身を守るヒラメ

DSC_0550.jpgゴロタ石の間の砂地に、大きなヒラメがいるのをガイドさんが教えてくれた。ワンカット撮ったあと、もう少し接近して撮りなおそうとした瞬間……

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2008年08月05日

続・特異な生態のスズメダイ

前回は、インドネシア(メナド)とグレートバリアリーフのスパイニークロミスを取り上げ、地域による色彩変異があると書いた。次に訪れたのはパプアニューギニア(PNG)だが、国土が広いうえにダイビングエリアも多いため、4回取材している。

▽ダイビングエリアが多いパプアニューギニア

DSC_0485.JPG左の地図で、右下に突き出ているのがニューギニア島。白丸がついている所が訪れたダイビングエリアで、左上がマダン、右上がキンベ(ワリンディ)、左下がロロアタ、右下がアロタウだ。

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2008年07月25日

メガネとナミダ

今回の石垣で、マンタがよく現れることで有名なポイント「マンタスクランブル」にも何度か潜った。ボートがたくさん来ていて、海中はダイバースクランブル状態。肝心のマンタはまったく姿を現さなかった。おそらく繁殖のためにどこかに行っていたのだろう。

▽マンタスクランブルに集まったボート

P1020150%281%29.JPGマンタは撮影できなかったが、その代わりに貴重なシーンを観察・撮影できた。

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2007年08月20日

オオフエヤッコダイの色違い

細長い口が特徴のフエヤッコダイ。その近縁種にオオフエヤッコダイがいる。フエヤッコダイより体がやや大きいこと、さらに口が長いこと、頬のあたりに褐色の細かな斑点があることなどが相違点だ。
モルディブやグレートバリアリーフ、ミクロネシア、インドネシアなどでは普通に見られるが、日本では八重山諸島でしか見られないといわれている。これはモルディブで撮影したもので、口の長さがよくわかる。

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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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