ダイビング歴43年水中写真家・大方洋二の魚って不思議!

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2008年07月18日

石垣の海と魚

石垣島の川平に1週間滞在し、ダイビング三昧の日々を過ごした。いちばん印象に残ったのは、米原付近のサンゴが素晴らしかったこと。

▽見事なサンゴ礁

DSC_1490.JPGテーブル状サンゴや枝状サンゴがビッシリと海底を覆い、しかも色合いもさまざまで美しい。

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2008年07月06日

THE 101 20周年

西伊豆の土肥(とい)にある、THE 101が今年で20周年を迎えたという。当時のブリヂストンフローテック(現在はビーイズムに社名変更)がスイミングプールおよびダイビングプールを備えた日本最大級のダイビング施設「Skill up studio THE 101」を開設したのは、1988年。

▽広々としたダイビングプール

Image10-toi.jpgオープンして3年後に、スタッフからダイビングイベントを開催したいので、協力して欲しい、という話があった。日程は11月中旬から下旬の2週間で、写真展やスライドショーを行う予定とのこと。

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2008年07月03日

藻場が消える

先日NHKの「クローズアップ現代」で、藻場について取り上げていた。日本沿岸の藻場が消えつつあるため、その原因を探り、各地で行われている対策などのレポートだ。

▽健全な藻場。兵庫県竹野海中公園

Image6-mob.jpg藻場とは、ホンダワラやアマモ、コンブ、アラメ、カジメ、ワカメなどの海藻が繁茂する所で、魚などがよく集まる。また、海のゆりかごともいわれ、魚が育つ場所としてとても大切な海域だ。

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2008年06月29日

上半期の感動シーン

早いもので、今年も半分が終ろうとしている。この上半期は奄美に3回、座間味に2回、モルディブに1回行き、合計で潜った本数は97本。その中でいくつもの感動する場面に遭遇した。

▽奄美の三角岩という大好きなポイント

P1020085.JPG今回は、上半期に出会った生態的に珍しく、感動したシーン、ベスト3を挙げてみよう。

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2008年06月20日

奄美海報告・その2

奄美でのダイビング最終日の17日は、貝類など底生動物の一斉産卵があった。一緒に潜った人たちがブログに書かれていたので、ご存知の方も多いことだろう。本当は「その4」くらいに書くつもりでいたのだが、ネタが古くなってしまうので、急遽早めることにした。

▽体色をよく変えるホウセキキントキ

DSC_0783.JPGこの日の午後、赤碕というポイントに向かってボートが進んでいたが、清水(せいすい)にホウセキキントキが群れているのを思い出し、変更してもらった。これまでは数尾では見られたが、これだけの群れは珍しい。

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2008年06月19日

奄美海報告・その1

梅雨のはずの奄美はほとんど雨が降らず、意外に良い天気だった。イベントの2日前に行き、ご一緒したSさん、Hさん、Yさんとでたっぷり潜って撮影に励んだ。まずはイベント前の写真を…。

▽ホテル前に群生するグンバイヒルガオ

DSC_0771.JPG今回は18日までいてダイビングの本数は22本。しかもみなさんの潜水時間が長いので、つられてしまって1本の平均時間は75分だった。

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2008年05月28日

続・続・座間味でのダイビング

今回の座間味では、きれいな写真が撮りたかった。その中で生態的なものが撮影できたらいいかな、というくらいで出かけた。

▽リュウキュウイソバナとツノダシ

DSC_1590.JPG座間味の海底には、イソバナ類やヤギ類などきれいな生物も多く、それらと魚を絡めて撮りたいと思っていた。しかし魚は海底の餌を食べながら移動することが多いため、都合のよい位置にはなかなか来てくれない。

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2008年04月10日

ウミウシ・・・も撮ります!

どこの海で潜っても、ガイドさんがウミウシを教えてくれる。大抵は無視してレンズを向けないからか、ウミウシが嫌いと思われているようだ。

▽コケムシ類を食べるウミウシ。慶良間諸島

Image1sinde.jpgまぁ、確かにベラのように素早く泳ぐ魚ならともかく、誰でも撮れるようなゆったりした動きなので、写欲がそそられる、ということはない。だが、決して嫌いではない。その証拠に・・・・

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2008年03月31日

ウニVS魚

ウニは寿司ネタになるくらいなので、美味しいし栄養もある。魚も嫌いなはずはない。しかし、魚にとってはトゲがやっかいで、そのうえ岩の隙間などに身を潜めているので、そう簡単には捕食できない。

▽大きなウニとゴマモンガラ

Image1-uni.jpgウニは夜行性で、暗くなって捕食者が眠りにつくころ隙間から出てくる。トゲで武装しているウニだが、弱点もある。

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2008年03月16日

イカ・タコの不思議

1週間ほど奄美大島に行っていた。今回の目的の一つは、コブシメの繁殖行動だったが、まだ時期的に早かったようだ。産み付けられている卵(特定のサンゴの隙間に産む)はあったものの、産卵や求愛などは観察できなかった。

▽コブシメのオス

DSC_1811.JPGその代わり、コブシメの奇妙な行動は観察できた。サンゴの上にコブシメがじっとしていたので、産卵に来たメスかと思った。ところが・・・・

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2008年03月04日

懐かしのパラオ

先日、旅番組の「旅サラダ」でパラオを紹介していた。レポーターは、慶良間で何度か一緒にダイビングしたことがある田中律子さん。パラオも4回ダイビングで訪れたことがあるので、懐かしい思いで観ていた。

▽ラグーンが美しいパラオ

Image1-kuu.jpg特にパラオは、初めての海外旅行で、しかも海外での初ダイビングでもあったため、感慨深いものがあった。最初に行ったのは1973年だから、35年前のことになる。

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2008年02月12日

ヒョウモンダコと近似種

確信していた生物の名前が違っていた、ということはないだろうか。2〜3年前のこと。「月刊ダイバー」編集部から連絡があった。毎年6月号の付録にしている「沖縄おさかな図鑑」の写真の件だった。10数年前から主な写真は流用だが、毎年構成を変えているので追加もあり、最近は魚以外の生物も少し加わった。

▽ふだんのヒョウモンダコは目立たない

Image1-tako.jpg追加写真のリストに「オオマルモンダコ」というのがあった。聞いたことがないので確認したら、ヒョウモンダコの近似種とのこと。

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2008年01月19日

慶良間の人工漁礁

日本各地の海中には人工漁礁が数多く設置されている。人工漁礁とは、魚介類が好んで集まって住むように、コンクリートブロックや廃船などを使って海底に設置した人工の岩場のこと。平坦な海底に複雑な形のものを置くと、魚などが隠れ家にする、という習性を利用し、海洋生物資源を増やし育てるのを目的にしている。

▽サクバル漁礁とダイバー

gyo0001.JPG沖縄の慶良間諸島にもいくつかあり、そのうち3ヶ所がダイビングポイントになっている。阿嘉島の南にサクバル漁礁というのがあるが、水深30mの白い砂地にあるので深いわりには意外と明るい。

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2008年01月12日

慶良間・海報告V

今回の慶良間に持参した水中用のカメラは、ニコンD801台。ハウジングはアンティス社製のネクサスD70の改造タイプ。レンズは10〜17mmワイドズーム、50mmマクロ、105mmマクロの3本だった。

▽整然としたキンセンイシモチ

Image1-kinsen.jpg一番多く使ったレンズは50mmマクロで、次がワイドズーム、105mmマクロは1DIVEしか使わなかった。50mmマクロの使用が多かった理由は、水中では汎用性があることと、魚などの生態を撮影するのに適しているからだ。

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2008年01月10日

慶良間・海報告U

慶良間諸島ではここ数年、年末・年始に訪れるダイバーは減少しているように思う。もちろんダイビングサービスによって増減があるだろうが・・・。通常の旅行では、ジェット燃料の高騰もあり、海外から沖縄などの国内に変更した人が多い、というニュースもあった。

▽ヨスジフエダイの群れ

yusuji%200001.JPGそんなこともあったためか、今年は去年とほぼ同じくらいと感じた。今回お世話になったサービスは、昨年より若干多かった。海の中もいろんな魚で賑わっていた。

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2007年11月21日

久々の石垣

きょうの午後から石垣島に出発する。なんと13年ぶりだ。石垣は、返還前に行ったことがあり、しかも初沖縄だった。それほど思い出深いにもかかわらず、これまで5〜6回しか行っていない。

▽卵を守るクラカオスズメダイ

Image9.kuraka.jpgしたがって写真もそう多くないが、その中から印象的なものを取り上げてみよう。まずは、ソフトコーラルのそばにいたクラカオスズメダイ。

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2007年11月10日

オニヒトデ駆除に新兵器

奄美に滞在しているときに、地元の新聞に気になる記事を見つけた。11月5日付の「南海日日新聞」の一面に「オニヒトデ駆除に新兵器」「薬剤注入で1500匹処理」という見出しがあった。

▽南海日日新聞の一面

P1010261.JPGその記事の横には、オニヒトデを駆除しているダイバーの写真も載っていた。記事によると、奄美群島サンゴ礁保全対策協議会がサンゴを食い荒らすオニヒトデ駆除対策の一環で、ダイバーが海中でオニヒトデに薬剤を注入して駆除する作業に取り組んだとのこと。

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2007年07月02日

繁殖にいそしむ生きものたち

大瀬崎の海の中は、多くの生きものたちが繁殖にいそしんでいた。以前、アオリイカのことを書いたが、沈めてある木の枝には卵を産んでなくて、ホンダワラの根元に卵があった。
この写真のアオリイカの卵は、産卵から数週間経過している感じだが、中にはもうふ化してしまったかのような、つぶれている卵も目についた。

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2007年06月21日

感動!サンゴの産卵

このブログが100回目を迎えた。記念すべき100回にふさわしいテーマは・・・・やはりサンゴの産卵にしよう。今でこそサンゴの産卵の大まかなデータはわかってきたので、観察するのはさほど困難ではなくなったが、昔は大変だった。実は沖縄・慶良間諸島でサンゴの産卵を初めて撮影したのはぼくで、仕掛け人でもあるのだ。
ちょうど18年前の今日、確か琉球大学のサンゴの研究者が何かに発表した、サンゴ(種類は忘れたが)の産卵のデータを手に入れ、座間味島に行った。夜に闇雲に潜って、なんとか撮影したのがこの写真だ。たぶんキクメイシの仲間だろう。

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2007年04月15日

サンゴの縄張り争い

縄張り争いをするのは魚だけではない。サンゴもイソギンチャクもする。ご存知のように、この両者の体内には褐虫藻という、とても小さな藻が入っている。日が当たると光合成をし、その生産物の一部をサンゴやイソギンチャクは栄養にしている。
 海底に定着して生活するサンゴなどの底生生物は、たとえ住みにくくなったとしても動けない。例外としてイソギンチャクは移動することはあるが、サンゴはそのままだ。サンゴもたくさんの種があり、成長の度合いもさまざま。成長速度が異なるサンゴが隣り合わせになったときに、争いが起きるのだ。

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2007年03月15日

コブシメの捕食

今はコブシメの繁殖期にあたる。毎年同じサンゴに産卵するので、その場所に行けば比較的簡単に見ることができる。ところが、不思議なことに見られない行動がある。

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2007年02月24日

珍しいホラガイの捕食

オニヒトデの天敵がホラガイということはよく知られている。しかし、ホラガイ自体めったに見られない。もともと生息数が少ないうえに、お土産用に獲られたりするからだろう。オニヒトデを食べているところを見るのはさらに難しい。
ところが、奄美で偶然見ることができた。そろそろ浮上しようとしたときに、小さめのオニヒトデを食べ始めるところに遭遇したのだ。静かに見ていると、徐々に飲み込んでいく。

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2007年02月17日

奄美 魅惑の魚たち

早いもので、奄美でのダイビングが最終日になってしまった。この時期だからしかたがないが、天候がめまぐるしく変わった。でもいろいろな魚に出会えた。とくにクダゴンベ、ジョーフィッシュ、イロカエルアンコウ、ハナヒゲウツボなどが印象的で楽しかった。

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2007年01月29日

サンゴの生命力

サンゴは同じ種でも、太陽光の量や波の強さなどの環境条件によって、形が異なることが多いという。
以前、慶良間諸島の座間味島で、変わった形のサンゴを見つけた。あまりにも不思議な形なので、写真を撮った。

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2007年01月15日

イソバナの危機

この間、座間味でダイビングしたとき、イソバナが折れているのが目立った。正確にはリュウキュウイソバナあるいはオオイソバナだが、見分けるのが難しいので、ここではイソバナとする。
ログ付けのときにこのことが話題になり、イソバナが再生するにはどのくらいの年数がかかるのか、という話が出た。
奄美大島で、同じイソバナを数年にわたって撮影したことがある。それで意外なことがわかった。

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2006年12月22日

ミミックオクトパスの真実

先日ダイビングしてきたレンベ海峡には、ミミックオクトパスという小型のタコも多く見られた。全部で6〜7個体いたので、じっくり観察できた。

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2006年10月21日

ハナヒゲウツボ、様々な表情

ウツボ類の中で最もきれいなのはハナヒゲウツボだろう。
なぜかいつも口を開けている。呼吸のためらしい。
今回奄美で顔のアップを狙っていたら、二度ほど口を閉じた。

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2006年10月10日

イソギンチャク引越しの謎

イソギンチャクが移動するのをご存知だろうか。そのような知識はあったとしても実感が湧かない、というのが正直な気持ちではないだろうか。

沖縄・慶良間のAというポイントの水深約7mの所に、ピンクのきれいなシライトイソギンチャクがある。クマノミが住んでいるので、潜るたびに写真を撮っていた。

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2006年09月26日

ウミガメ増殖中!?

最近沖縄や奄美で潜ると、ウミガメによく出会う。しかものんびりしてて、昔みたいに猛スピードで逃げることはない。

【写真1枚目:海底で寝ていたアオウミガメ。沖縄・慶良間にて】


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プロフィール

大方洋二
大方洋二○1942年 東京生まれ
高校時代にスノーケリングを始め、21歳にときに東亜潜水機(株)でスクーバダイビングの講習を受ける。同時に発売されたばかりのニコノスを手に入れ、独学で水中撮影を始める。
以来、会社勤めをしながら趣味として続け、39歳で退社してフリーの水中写真家になり、現在に至る。NHKの動物番組のコーディネーターも時折務める。日本自然科学写真協会会員。

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